つい先日の2月7日頃、急に「そう言えば『必殺仕事人』、最近見ていないな」なんて事が頭をよぎったのでした。調べてみたら昨日の19日に遣ることがわかったのでした。
2月7日頃と日付が入れられるのは、その日にツイッターで呟いたからなんです。
その呟き:「そう言えば、先日急に「必殺仕事人」が見たくなって、急に見たくなると言うのも変だけれど、そろそろ新作やらないかなと思ったらやるんですよね。「必殺仕事人2012」は2月19日。ちょっと楽しみ。好きなんだ、このシリーズ。」
しかし、『必殺仕事人』を遣る気配を風で感じちゃうなんて、私ってなんて『仕事人』好きなの~。
一昨年やった「必殺仕事人2010」は18日の土曜日に再放送をしていましたね。台詞が生きていてやっぱり面白かったです。その感想は→一応こちら「必殺仕事人2010」。
ところで今回の仕事人。
冒頭、せんだみつおが出てきたなと思ったら即効で殺されてしまいました。なんか、「サービス」と言う感じがして、期待感が高まりました。
今回のツボは、経師屋涼次の新作料理でした。新作と言ってもその時代の新作。
カレーライス、ハンバーグ、最後はポテトチップス。
どれも受け入れられなくて、なんでも「時に合う」って言うのは大切なんだなと思ってしまいました。
またまた、真面目な事を言ってしまいました~。
最後のポテチ、「良いから一枚食べてみなよ。」とテレビ画面前で思ってしまったのでしたが、そこで息子が
「ああ、ぶちまけそう。」と言った途端に案の定のラスト。お約束ですよね、ああ言うのは。
そして、今回の見所は、悪の桃太郎侍。
いやあ、本当に悪人顔で良かったです。もちろん褒め言葉ですよ。
あの僧侶姿の男は顔を見せないなと思ったら、最後の方でその理由が分かりました。
潜入捜査で小五郎が、小六郎と言う双子の弟のふりをしたのも、実はその事を示唆していたのかも知れませんね。
悪の桃太郎侍、弥勒坊燕斎が「お前は小五郎、小六郎どっちだ。」と聞くシーンがありますが、それはそのまま燕斎か仙吉かと言うダブりでもあったのかもしれないとも思いました。この辺はなんか見事な感じです。
この辺は・・と言う含みある言い方。
まあ、ちょっとそれは置いておいて。
あらすじチェックはHPでどうぞ。→こちら
で、小五郎が新しく出来た本町奉行所に転属された所から物語は始まるわけですが、そこは精鋭の人が集められたのだと、姑のこうにも妻のふくにも、そんな訳ないと怪しまれる始末。だけど、彼ら、彼らと言うのは同僚の結城さんなんだけれど、同じく精鋭には見えない人。前回2010では子供は8人だったのに、しっかり10人に増えているし。その二人が南から引っ張られたのは生存率の低いもぐりやの仕事をさせる為だったと言うわけで、納得の展開でした。
人間土嚢だなんて、うぎゃ、気持ち悪いやつらめって思いました。
なんてやつらだとも思いましたよ。
でもね、ちょっと「ムムム」と思った部分も、私的にはありました。
「必殺」って、誰かの強い恨みが存在して成り立つものだと思うのですよね。こいつら悪行三昧の人だと言うわけで成敗されたら、それは桃太郎侍になってしまうわけで、この場合の恨みと言うのは、あの時障子の向こう側にいたあの人のもの?
お春も長い今際の際で、ついでのように怨み晴らしてって言っていたように思うけれど、なんだか印象が薄くて、無理やり可哀想な女の子にされちゃった感じがしたのですね。お相手の与平さん、イケメンだなと思ったら、満島真之介って満島ひかりの弟ですよね。この若い二人のエピソードが雑で、涙を誘うものでもなかった事が残念ちゃあ残念です。
それよりもラストに、行方不明になった娘のビラを必死で配る母親の姿がさりげなく映し出されましたが、そっちの方がよっぽど涙を誘いました。
雑って言えば、弥勒坊燕斎とお菊のシーンは平城宮でしたよね。
門のところの土台のコンクリート部分見え見えなのが、いたく気になってしまいました。
でもコンクリートの起源って言うのはローマ時代云々って言うようなことを聞いたような・・・
じゃあ、日本はどうなのと調べてみました。やっぱり幕末からですよね。
えっ? 別に大河じゃないんだから、どうでも良いじゃないって・・・?
えっー、やだー。クオリティが高いのが必殺なんだから、完璧を目指して欲しいです。
それから、(まだ、あるんだ、実は)、仙吉が去っていく時に、ないはずの右腕が袖の隙間から見えた事。でもこれは勘違いかも知れないということも付け加えておきます。録画して見ているわけではないから確認できないからなんですが、腕のところに切れ目から肌が見えたんです。と言う事は腕。
ああ、そうか。失ってしまったのはどこからかがポイントですね。
ここで、私も告白します。数分意識が飛んだのですよ。なんたって眠い時間帯なので。その飛んだ意識の時に、二人の絡みのシーンや因縁のシーンが合ったとか?
もしもそうなら、教えてくださいね。
思わず、「許せん!」とか言っちゃいましたよ。(注:だから勘違いかも知れませんからね)
「ムムム」と思ったのはそんな程度なんですが、人間土嚢は気持ち悪い発想でも、増える罪人に掛かる経費の問題は、複雑な気持ちがしました。なんとなくモヤモヤ。
まっ、娯楽番組ですのでお気楽にいきましょう。(の、割にはウルサイ。)
入れる場所がないので、前後の脈絡なく言ってしまうと、仕立て屋の着物がお洒落なのは、お客さんから預かった布の残った端切れを縫い合わせて作っているからなんだなと、今頃理解しました。いつ見ても可愛い着物ですよね。
経師屋は今回経師屋の仕事をまともにやっていないので、美術さんが楽だったように思ったのですが、何げに襖絵を見るのも楽しみにしていたんですよ。次回は料理人として出てきそうな予感ですね。
やっぱり最後に書くのはこれかな。
中村さんから渡辺さんに・・・・。
新仕事人になってから、主役は交代していたと思いますが、その存在が大きかった中村主水。彼の技は居合いで敵の間合いに入り相手の刀で刺し殺す所が凄く怖かったです。冒頭で小五郎が同じ事をしたのが印象的でした。
HPにあった事ですが、今回東山さんは「北辰一刀流玄武館(ほくしんいっとうりゅうげんぶかん)」でしっかり指導を受けたそうですね。
2013年。また仕事人、お待ちしています。