例年、ハチも数種類が水や餌を求めて庭にやってきますが、今年はスズメバチ科
のアシナガバチの仲間2種が、大きな巣を作り子育てをしました。
仏間の東側にある出窓の上隅に小さな巣を見つけましたが、まさかこんな大きな巣
になるとは思わず、そのまま観察しました。 種類はキアシナガバチのようです。
次の1枚目は5月下旬、女王バチ が1匹で巣作りして卵を産み付けています。
2枚目が7月初めで、幼虫、蛹を経て羽化した蜂は、すべて働きバチ となります。
3枚目は8月上旬です。巣が大きくなり、働きバチの数も増えました。
暑いので、懸命に羽を振って風を送る 蜂がいます。
4枚目が8月下旬、巣が更に巨大化しました。1つの巣穴に1匹の幼虫が育ち、蛹に
なると白い蓋で塞がれます。それを破って羽化し、働きバチがどんどん増えます。
下1枚目は、肉ダンゴ を幼虫に与えようとしています。
原材料は菜園で捕らえた青虫で、噛み砕いて作ったものです。
2枚目が、水 を口に含んで運び、巣に振りかけて過熱を防ごうとしている様子です。
3枚目は10月初めです。朝のうちは働きバチがすべて巣に張り付いています。
巣の存在を知らずに出くわしたらビックリするでしょうが、危険を感じなければ攻撃し
てくることはありません。
4枚目が10月末で、幼虫もすべて羽化し、働きバチもほとんどいなくなりました。
楕円形の巣は長径が15cmを超 えました。