「フウラン」(風蘭)は日本原産の着生ランです。
関東南部以西で、山中の樹幹や岸壁に張り付くように生えます。
風を好むことが名の由来でしょうか。
花姿、葉、根など株全体が鑑賞の対象になり
江戸時代からの古典園芸植物として、「富貴蘭」とも呼ばれます。
乾燥に強く過湿と寒さに弱い性質で、
小鉢にミズゴケで高植えにし、冬は無加温の納屋に置きます。
今年開花したのは「翡翠」(ヒスイ)という品種1鉢だけでした。
7月中旬、1本の花茎を伸ばし、4輪の緑花を開きました。
花をアップして見ます。
花の下にある距(きょ)は下に向かって垂れながら曲がって、
最後は前に向きます。
7月下旬の花、7月中は咲き続けました。
開花中は香りを放ち、夕方になると濃厚となります。
スズメガを呼び、受粉の助けを求めてのようです。
庭に以前よりある手まり咲きのアジサイで、名称は不明、
球形に装飾花で覆われた花が、白から赤へと変化しいきます。
庭の南、ヤマボウシ・紅富士とブロック塀の間に移植し、
大株になっています。
6月中旬の咲き始めは、少し淡黄緑を帯びていましたが、
4日後には純白に変わりました。
6月下旬、装飾花のガクがピンクに変わって来ますが、
強い陽射しと高温で、ガクに傷みが出ました。
6月末、ガクの中心で、小さな白い両性花が開花してきました。
7月上旬の花、
7月中旬、
7月末、花の終わりです。 塀の外の歩道から、
この後、枝先を剪定して、紫陽花のシーズンを終えました。