Koba の庭~春夏秋冬

庭や鉢植えの樹木や草花を中心に、家庭菜園も楽しみ、四季の彩を写真で紹介します。

アマガエルの繁殖 2020(1)~産卵・ふ化

2020-09-26 | アマガエル

ニホンアマガエル」(日本雨蛙)は、体長3~4cm程で
南西諸島を除く日本各地に分布します。
 
庭の睡蓮鉢や貯水容器で、毎年繁殖しています。
(元は、近くにあった水田からやってきたのですが、
宅地化され、私がウオーキングで歩く範囲に水田は無くなりました。)
 
体色は腹側が白色で、背中側が黄緑色が普通ですが、
黒いまだら模様の灰褐色にも変えることが出来(保護色)、
小さな昆虫やクモ類を捕食しています。
 
足の指先には吸盤があって、枝から枝へ飛び移ったり、
垂直なガラス面にも張りつけ、樹上生活に適応しています。
 

 
冬は地中で冬眠し、春に地表に出てきて、
5月~8月に繁殖します。
 
 
 
上下2枚は、抱接するペアで、上に乗っている小さい方がオスで、
移動中の昼間に撮った、過去画像です。
 
オスの喉には鳴嚢(めいのう)という袋があって、
声を共鳴させ、大合唱の中で、夜間の水中で産卵します。 
 

 
 
スイレン鉢に産卵した卵を、鉢受け皿に移して、観察します。
 
5月下旬、産卵の翌朝5月24日です。
受精卵は、寒天質のひもで数個ずつつながっています。  
 

 
翌25日、卵の細胞分裂で変形していきます。 
 

 
26日、小さな稚魚のような形になって、
卵膜の中で動いています。
 
 

 
27日、孵化していきます。 
 

 
28日、ふ化直後は横たわって、あまり動きません。 
 

 
29日、卵の栄養で、オタマジャクシの形に成長しました。
栄養を吸収し尽すまでは、
容器の壁面に吸い付いてジッとしています。
 
 

 
 
6月下旬の例です。 6月27日、産卵翌日の昼、 
 

 
翌28日の朝です。 
 

 
29日朝、 
 

 
30日、全て孵化しましたが、まだ動きません。 
 

 
2日後の7月2日、小さなオタマの姿になって、
翌日には餌を求めて泳ぎ出し、貯水槽や睡蓮鉢に移してやります。 
 

 
オタマジャクシからカエルへの成長は、次回に続く。
 
 
 


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