Koba の庭~春夏秋冬

庭や鉢植えの樹木や草花を中心に、家庭菜園も楽しみ、四季の彩を写真で紹介します。

渋柿「八珍」(2)~干し柿作り

2018-12-28 | 果樹

今年も、渋柿「八珍」は、一部の枝にしか実成りが無く、
数が少なかったので、全て干し柿にしました。
(焼酎を用いて渋抜きする、さわし柿もありますが)
 
甘柿が無かった平安時代に、
木簡に干し柿を献上したという記録があるそうです。 
  
[作り方メモ]
1、T字型に枝を一部残して収穫し、柿の皮をむきます。
2、ビニールの荷造り紐を用意して、枝のT字型部分を挟みます。
3、鍋に熱湯を沸かして、10秒ほど熱湯に柿を浸して殺菌消毒。
4、日光に当て、2~4週間ほどで出来上がりです。
 (1週間後から、手で柿を揉むと早めに出来上がります。)
 
10月22日、初めに収穫した21個を吊りました。
 
 

私は、寝室で使っていた、衣類ハンガーに吊り下げて、
夜間や、雨の日は玄関内に取り入れました。
出来るだけ、晴天が続く時期を選びます。
 
10月25日、水分が抜け、
重かったハンガーが大分軽くなりました。

 

 
11月1日、干し初めて11日目です。
サイズも小さくなり、色も変わって来ました。 
 

 
11月2日、残りの柿を24個収穫し、吊り下げました。
初めに干した柿は、下段に移しました。 
 

 
11月4日です。
収穫時に枝の一部を残せなかった4個は、
櫛を指して吊ったのですが、重さで破れて2個落果。
 

 
11月12日、2回目収穫の柿(24-4=20個)
11日目です。

 

 

 
下段の1回目収穫分、21個は表面に白い粉が吹き、
11月20日過ぎに、冷凍保存しました。 
 

 
12月2日、2回目収穫の20個も、
1か月経過したので、冷凍保存しました。
食べるのは正月以降の予定です。 
 

 

 
 
11月4日のことでした。
枝の一部が着いてなく、落下した柿をハンガーの中間棚に置いた時、
ルリタテハチョウがやって来ました。
近づいても逃げる気配がありません、栄養補給し、成虫越冬する?
 

 

 

 

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鉢植えの大文字草(14)~「斑入りイズノシマ」

2018-12-28 | 山野草

「イズノシマ大文字草」は、主に伊豆七島に分布します。
全体に細かな毛が生え、遅咲きです。
株は生きていますが、今年は花が咲きませんでした。
 
今年最後に咲いたのは、「イズノシマ大文字草」の斑入り葉種です。
フイリシマ大文字草」として、長く我が家で維持してきました。 
  
10月下旬、最初に開いた1輪。 
 

 
11月初めです。 
 

 
こんな斑入り葉です。 
 

 
11月下旬まで咲いていました。 
 

 

 
 
11月半ばの別の鉢ですが、
陽射しを受けて、日向ぼっこするキタテハチョウがいました。 
越冬場所は探せましたか?
 

 

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秋の七草(7)~クズ(葛)

2018-12-27 | 山野草

秋の七草の1つ、「クズ」(葛)は庭には生えていませんが、
ウォーキングコースの1つ、栖吉川堤防に繁茂しています。
 
マメ科のツル性多年草で、地下の肥大した根から、
葛粉や漢方薬が作られ、万葉の昔から利用されてきました。
 
9月初め、大きな葉の間から、穂状の花穂が立ち上がって、
 

 
紅紫色の、マメ科特有の花が、下から順に咲いていきます。
 

 

 

 

 
9月中旬、咲き終えた花ガラは落ちて、穂先にはまだ蕾が残り、
咲き終えるまで、花期が続きます。
 
 
 

 
11月上旬、枝豆に似た、豆の鞘が生っていました。
 

 

 
繁殖力が強く、生長が速いので、
欧米では侵略的外来種に指定されています。

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落果した実物樹木(1)~ニシキギ科の2種

2018-12-27 | 実物樹木
鉢植えにしている実物樹木、今年の夏の高温と乾燥で、
果実の殆んどが落果した、ニシキギ科の落葉低木2種です。
 
マユミ」は、雌雄異株ですが、雌木1本で結実します。
5月中・下旬、淡緑色4弁の小花をたくさん咲かせました。
 
 
 

9月上旬、残った果実は1個だけ、
ピンクで、角ばった4裂の果実です。

 
 
熟すと果皮が4つに割れて、橙色の種子が4個顔を出すのですが、
11月初め、気付いた時には種子は1個だけでした。
 
 
 
ニシキギ・コンパクタ」は、コルク質の板状突起(翼)を持たない
矮性品種です。5月中旬、目立たない淡緑の小花を咲かせました。
 
 
 
11月初め、紅葉は美しいのですが、
 
 
果実は1個だけでした。
  

 

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渋柿「八珍」(1)~開花から収穫まで

2018-12-26 | 果樹

八珍柿」(はっちんがき)は、種の出来ない渋柿で、
「平核無柿」(ひらたねなしがき)のことです。
 
動植物の珍種を、親鸞聖人の起こした奇瑞として伝えた
「越後七不思議」の次に珍しいとして名付けられました。
 
原木は新潟市秋葉区にあり、巨木は県指定の天然記念物です。
佐渡で産地化し「おけさ柿」として商品化されました。
 
5月下旬に、蕾から開花しました。
 

 

 
9月下旬の緑果、樹は隣に植えた富有柿より大きいのに、
一部の枝にしか実が着かず、枝の伸びが顕著です。 
 

 

 
10月上旬、少し黄色味を帯びてきました。 
 

 
10月下旬、黄色く色付きました。 
 

 

 
一部の柿が、赤く柔らかくなって熟してきましたが、
すれ傷などがあるものです。 
 

 

 
中に無傷で、鳥も突いてない熟果があったので、食してみると、
甘く、とろけるような独特の食感で、美味しいものでした。 
 

 
この段階で、色付きの良いものを21個収穫し、
干し柿にしました。(
10月22日 )
 

 
(2)に続く、

コメント (1)
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