卵から孵化した小さなオタマジャクシは、餌を求めて泳ぎ出します。
小さい時はメダカ用の粉餌、
大きくなってからは金魚用の小さな粒餌を与えました。
オタマジャクシは褐色で薄いまだら模様の体色で、
長い尾をもち、エラ呼吸をして、最大5cm程に成長します。
1か月ほどかけて、
成長したオタマジャクシがカエルに変態します。
変態(へんたい)とは、動物の正常な成長過程において、
形態を変えることで、チョウやトンボなどの昆虫でも見られます。
カエルでは、エラ呼吸をして水中生活をするオタマジャクシから、
肺呼吸をし、手足が生えて陸上生活をする形態となります。
始まりは、尾の付け根に小さな後ろ足が生じてきます。
同時に体内で前足も形成され、
頭部が角ばってきて、ジッとしている時間が多くなりました。
後足が大きくなると、エラ穴から前足が出てきて、
体色も背中が黄緑色に変わって来ます。
尾が徐々に短くなって、水草の葉上に移動して、
子ガエルとなって肺呼吸をします。
前足に4本、後足に5本の指があり、
全ての指先に丸い吸盤があって、容器の外へ脱出します。
庭の草や鉢植えや菜園の野菜の上から、
樹上生活をするようになります。
12月には、庭の地中で冬眠に入りました。
春になると活動し、寿命は数年程といわれます。