いつか、どこかで

花、昆虫、そして鳥など身近で見られるものを撮っています

彼岸花

2012-10-17 23:13:37 | 野草の花と実
我が家のすぐ側に1カ所、それも僅か10本前後の彼岸花が咲く場所がある。

その目も覚めるような赤い彼岸花を見ると決まって頭の中に流れる曲がある。

~赤い花なら~曼珠沙華オランダ屋敷に~という歌詞で始まる、

知っている人はあぁ~あの曲、で、知らない人は何?その歌って言う古~い曲。



今更ながらに、この歌を覚えたのは一体何歳の頃なんだろうと思いチョット検索してみたら、

昭和13年の作品で梅木三郎作詞、佐々木俊一作曲とあった。そして、曲名は「長崎物語」




そんなことは何も知らず、いつの頃からか何となく覚えて歌っていたような気がする。

曲が作られた年から考えてみるに・・多分?子供の頃から歌っていたんだろうと思う。




私は結構おマセな子供で、随分年の離れた従姉のお姉さんの家から月刊誌「平凡」や「明星」などの、

付録の”歌本”で要らなくなった物を貰って来てはいろいろな曲の歌詞を読んでいた。

(果たして、”歌本”っていう物がどんな物か分って貰えるかどうだか)



その中には知っている曲もあるけれど、全く知らない曲の方が多いわけで、

もっぱら、歌本を見て歌うよりは読むことの方が多かったのだが、それが随分楽しかったものだ。

(恋の詩でも読んでるつもりになってたのか・・・もしれないなぁ。。。)



そんな風だった私がこの曲を知ったのは多分?小学校3.4年の頃だろうか。

「長崎物語」はラジオから流れて来るのを聞き覚えたのか、両親のどちらかが口ずさんでいたのを聞き覚えたのか?、

どうやって覚えたのかは全然記憶にないのだけれど、この曲のリズムが覚えやすかったのか?

背伸びしたがりの大人びた子供の私の心にスーっと入って、いつまでも忘れない一曲になったようだ。

そんなこともあって、好き嫌いが真っ向から分かれるとも言える彼岸花が私はとても好きなのだ。


ああ~~、それなのに何処かの誰かが通りすがりに刃物で刈って持って帰りやがった!!!

たった少しだけその一角だけに咲いている物を、自己満足の為に持ち帰った人間に腹が立つ~~。

私も野草を1.2本お持ち帰りはするけれど、バッサリ刈り取ってしまうなんて絶対しない。

まぁ~彼岸花は茎の部分から刈り取られても、種で増える物じゃないので来年の心配は無いんだけどね。

取って行った人間の「自分さえ良ければ良い」そんな心が情けなく悔しいのだ。





コメント (2)
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