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(青森県弘前市上白銀町 国登録有形文化財 2012年5月8日)
実業家であり日本商工会議所会頭も務めた藤田謙一が、大正8年(1918)郷里である弘前に別邸を建てる際に造園したものである。園内総面積は21800㎡(6600坪)であり、高さ13mの崖を挟んで高所が居宅と洋風庭園で、低所が池泉回遊式の日本庭園となっている。敷地内には別邸の居宅であった洋館と、岩木山麓の農牧場開拓のために建てられた開発事業事務所の煉瓦倉庫、昭和36年(1961)に藤田本宅を移築した昭和12年(1937)築の和館がある。昭和21年(1946)の藤田の没後、弘前相互銀行倶楽部として使用され、昭和62年(1987)には市制施行百周年記念事業の一環として弘前市が買収して藤田記念庭園として開園された。
(岩手県花巻市材木町 2011年11月4日)
昭和3年(1928)に築造された木造2階建て、総桧造りの庁舎である。昭和45年(1970)新庁舎築造に伴い現在地の材木町公園に移築され、コミュニティー施設「市民の家」として利用されている。また、隣接して花巻電鉄の馬面電車が静態保存されている。