(神奈川県平塚市紅谷町)
平塚駅前に、昭和38年(1963)に築造された百貨店建築がある。梅屋は明治40年(1907)に創業し、昭和26年(1951)に法人改組した小売店であるが、昭和38年(1963)RC造13階地下2階、延床面積11,000m2の本館である中沢ビル、越野ビルを築造し、昭和43年(1968)にはRC造6階地下1階、延床面積5,600m2のテナント館である駅前共同ビルを築造した。神奈川県西部最大の地場百貨店となり、日本百貨店協会にも加盟した。然しながら、郊外型大型店舗の進出により売上減少の一途を辿り、平成23年(2011)百貨店事業から撤退し、耐震工事を経てテナントビル専業にシフトした。