flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

三河八橋

2005-11-27 01:06:46 | 漂い紀行
 からごろも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ

教科書にも載る伊勢物語九段の一節である。
各句のはじめをつなぐと「かきつばた」になる「折句」という技法が使われている。
在原業平が詠んだというこの句、現代訳すると、着馴れた唐衣のように馴れ親しんだ妻が都にいるので、遥々こんなところまで来た旅を悲しく思うのだ となる。

今の時節、当然のことながら杜若の季ではない。
然し訪れてみると、紅葉の赤、杜若の青を間近に見ることができた。
但し数本の勘違い花であったが…。

 
(関連記事:鎌倉街道八橋


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 国府祭り 平成十七年 | トップ | Moon Light MATSUYAMA »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿