(静岡県熱海市東海岸町 2002年12月31日)
海岸沿いに温泉宿泊施設が林立するこの辺りであるが、然しながらその殆んどが廃業に至ってしまっている。このホテルも周辺の群発地震の影響、団体旅行の減少等で同様の道を辿ることとなった。全盛期の1960年代にはRC造7階地下2階の新館も竣工し、全110室600名収容となって百万ドルの夜景の一端も担っていたが、付近が次第にゴーストタウン化して、その言葉も過去のものとなった。1995年に廃業の後、1999年6月14日には火災が発生し、本館と新館の間にある100畳の大広間及び大コマ舞台等が全焼し、惨憺たる状態となった。 熱海の牙城と言われたこの建物も2003年に解体。辺りは遺跡の様な痕跡を残した。
(HP版:http://www.d1.dion.ne.jp/~tenyou/structure/atami-grand-hotel.htm)
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