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北緯34度37分21秒,東経137度6分21秒、渥美福江の高台、標高約25mに位置し、南西4kmに位置する小中山観測所(いわゆる六階建て)と同様な役割を担っていたようである。
1901年着工された陸軍技術本部伊良湖試験場に付帯した施設として、1919年に開設され、ここでは試験場で発射された試作兵器や、鹵獲(ろかく)兵器の砲弾弾着観測を、俯角式測遠機を用いて行い、天候、風速の気象も観測していた。
構造は、内部幅2.8m、奥行き4.3m、高さ2.7mの小規模な建物である。
観測窓は南東を向いており、射程10キロ弾が飛んでいった方を向いている。
また、屋上は展望台となっていて、北西方向の試験場を望んでいたようだ。
戦後60年を迎えたが、現在でも防衛施設庁の所有となっている。 観測所入口
内部
観測窓
HP版: http://www.d1.dion.ne.jp/~tenyou/structure/fukue-observation-point.htm
早速のアップありがとうございます。
ブログ興味深く読ませてもらいました!
ひとつひとつ凄く丁寧な記事で、かなり知識をお持ちの方なんだなと。。。(尊敬)
そういう関係のお仕事なんでしょうか?
こうやってブログで遺構や建築をあつかってるのは少ないですよね。
とても参考になりました!またうちのブログも見にきて下さいね~
ちなみに、トラックバック素人倶楽部なので、間違ってたらごめんなさい。
実際に行ってみたい場所ですね。
お越しいただいてありがとうございます。
少々、スケジュールが詰まっておりまして、ようやくとなりました。
知識を備えていない分、徹底して調査するのが、私の唯一の長所?です。
しかし、まだ不十分と思われます。
…そういう仕事を目指しておりましたが、いつのまにか挫折しておりました。
今後ともよろしくお願いいたします。
すぐ近くに学校があるのに、何事もなくきれいに保存されています。
こいういうものは、放置したり壊したりしないで、文化財保存したら良いと思いますね。