京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 人生に風が吹く…

2010年11月29日 | 日々の暮らしの中で
               

大きな枯葉がかさかさと音を立てて足元に舞う。北風の大掃除といったところだろうが、意思でもあるかのように赤や黄・緑の落ち葉が道路わきに寄り添い集まる。
高野川下流からの風が吹きつける枯尾花、赤くからんだ蔦紅葉。なかなかの風情だ。

こんなしみじみと趣き深い季節に、母親を残して逝ってしまった若い命。37歳、長男だった。あーあ、はかない命!やりきれない…

      

風は自然界だけでなく社会にも吹く。人生にも吹く。
風は誰にでも吹くもの。そして、風向きは突然に変わることもある。変わるには理由がある。だから風の流れを読むことは大事なことだ。…こんなことをいつか読んだなと思い出している。

人生を渡って行くのも大変だ…。
せめて、せめて心だけは、強い風に舞いながらでも沈まず、吹き飛ばされずにいたいね。
この世は悪いことばかりじゃないよ、Uさん。
コメント (10)
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