京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 すべすべ

2011年01月11日 | 日々の暮らしの中で
正月一日、「炭もガスも乏しければ、」
ではあまりに時代錯誤、さしずめ今風に言えば「灯油も底をつき電気代も節約のため」あたりか、「湯婆子(とうばし=湯たんぽ)を抱き寝床の中に一日をおくりぬ」
と荷風が記しているとある。

ロフトなどで見るとかわいい湯たんぽもあるが、子供たちが使っていたピジョンのものが使用可能だ。それこそ赤ちゃんの頃、足元遠くにおいて温めた代物。逆さにしても漏れることもない。

電気毛布を使ったことがない私は、ストーブの上で沸かした湯を入れて湯たんぽ派だ。安眠快眠! 朝方、まだまだぬくい湯たんぽを足で上まで手繰り寄せて抱え込み、ずっと寝ていたいところを起床モードに切り替えていく。
いまどき湯たんぽ派は少ないかもね、電気あんかを使ったことがあった!が、湯たんぽは燃料費は特別かからない。やわらか~なぬくもり、これがいい、ねっ!?

今日は先日の長距離歩行のアフターケアーデー、自分磨きと決め込んだ。日替わりの湯は、生姜湯だった。あれこれそろったスーパー銭湯で足腰肩の疲れをほぐして汗を流して、だが体重は少しも変わらない。ま、いいか。仕上げは塩サウナでツルピカピン!?

ペットボトルのふたを開ける力までなくなったのか、車で飲もうと買って乗ったのに、家までおあずけの始末。あ~あ、これを忘れるとたまにこういうことにでくわすこの頃。
なかなかの優れモノだ。

亡くなった伯母がよく開けて欲しいと言っていたのを思い出す。
ツルピカで湯たんぽ抱えて寝床にいても喉は渇く、ボトルオープナーもそのうち必需品になるのだろうか。
コメント (6)
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