京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 梅雨

2013年06月22日 | 日々の暮らしの中で
二日ほど降り続いた雨の中で、木立は鮮やかに緑の深さを増していた。空気が湿っているのも肌にはよいとかだが、立て掛けた葦簀を伝わり落ちる雨の滴を見ながら、なにやらほっとしていた。肌寒い気温だったせいもある。神経痛で腰が痛いと言う友の声がないわけではないが、今のところは、じめじめとして身体にカビが生えそうだと嘆くほどの梅雨ではない。
梅雨空のうっとうしさの合間にでる陽射しは蒸し暑さを増すことになって、閉口するのだけれど…。
暗い雲がきれてお日様がのぞいた。



             黒く又赤し桑の実なつかしき  高野素十

熟れた実が黒光りしている。








コメント (10)
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