京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 「きれいな風」が

2013年06月01日 | 日々の暮らしの中で

5月初め、寝坊により友人との約束時間に間に合わないという失態を演じてしまった。続く長命寺参拝では思いのほか重症の後遺症に悩まされ、そのあとウォーキングツアーに月2回参加するという初の体験までした。

この間には突如の変調で、その体調の回復に気を揉んだ5日間がはさまった。突然の変化に見えても、風向きなどはしょっちゅう変わるものだから、おそらく前兆はあったのだろう。「琵琶湖はどこへも行かないのだから、機会はまたある」と諭されて、おっしゃる通り!と納得。

ただ、不安のなかでもどこか楽観視の悪い癖。なるようになると案外ゆっくりと回復を待っていたかもしれない。倍の10日もかけて過ごした感覚で今は振り返っている。そうした意味では、実にたっぷりとした時間が与えられた5月だった。時はゆったりと流れた。
「5月の(朝の)新緑と薫風が」私の気持ちを支え、力を注いでくれてもいた。

6月、7月、四方山の話をしながら、風を感じながら、梅雨明けの向こうに夏本番を迎えたい。成り行きを楽しめたらきっとご褒美が…。

 「六月をきれいな風の吹くことよ」 (正岡子規)
コメント (11)
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