京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 折り返し点 

2013年06月10日 | 日々の暮らしの中で
外出時に歩いてるからとかこつけて、ウォーキングに出る日がほとんどありませんでした。昨日、2週間ぶりにウォーキングシューズを履いて4キロほど歩いたところ、夜は居眠りばかり。わずかでも日々積み重ねる以外にこの時季の自信につながる体力は保てないかもしれません。疲れを感じた昨日に発奮、これではいかんと、時間を延長してしっかり歩いてみました。台風の上陸が予想されていますが、その影響なのか、ひんやりとした強めの風が帽子を吹き飛ばしてくれて、一瞬にして汗も引く思いをしました。


上賀茂神社境内に茅(ち)の輪が設けられていました。「夏越(なご))しの祓い」です。
旧暦の6月は夏の終わりに当たります。1年の折り返し点になる6月の晦日(夏越し)に、「この茅の輪をくぐる事によって今年半年の罪穢を祓い去り無病息災に過ごすことが出来る」と言われてきたことが記されてありました。

  水無月の夏越の祓(はらへ)する人は 千歳の命のぶといふなり

1000年ほど前の『拾遺和歌集』に収められた詠み人しらずの和歌だといわれます。
晦日には早いのですが、私も「8」の字を書くようにして茅の輪をくぐらせてもらうことにしました。気のせいか、今夜は疲れを感じません。

人それぞれ、生き方があります。
今夜、三浦雄一郎さん(80歳)の若さの秘密に迫ろうとしたNHKのTV番組「クローズアップ現代」をみていました。
年齢を重ねても積極的な人生を送るためには、意欲や好奇心、生きがいといったものが心身によい影響を与えるというお話でした。今何がやりたいのか、自分に問いかけながら目標を掲げ、自分の世界を広げる努力(狭くしないこと)が大事だと…。タイミング良く、ポン!と背中を押して貰えたような気分です。小さな1歩でも、歩きださなくては始まりませんから。
コメント (10)
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