京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

「キモノ フォレスト」

2017年03月10日 | こんなところ訪ねて

市営地下鉄東西線の太秦天神川駅で降りて地上に出れば、嵐電(嵐山本線)の乗り場は目の前。
嵐電天神川駅から蚕ノ社、太秦広隆寺、帷子ノ辻、有栖川、車折神社、鹿王院、嵐電嵯峨という名の駅が続いて、嵐山に至る。
久しぶりに嵐山駅に降り立ってびっくり。これは何…?

京友禅の生地をアクリルで包み、高さ約2mのポールにしてある、と。ポールの数は600本。友禅の柄は32種類。「キモノ フォレスト」ということを帰宅後に知って、なるほど~と納得した。
森田恭通氏(妻は大地真央)のデザインによるものだそうだが、LEDが仕込まれているというので、夜間は見ものかも。美しく映えることだろう。


3月も10日だというに寒さに負けて、冬物のコートで外出だった。4月から娘さんが京都で一人暮らしをするという友人と待ち合わせ、どこというあてもなく嵯峨野を散策。冷たい時雨れに合って傘を買う羽目に。案の定、15分もしたらスッキリな空模様だ。

普段使いに、和装のバッグを買ってしまった。15年ほど前になるか、長く愛用していた物と形が似通って、好みの色合いだ。
どちらにしようか鏡に合わせて迷っていると、「こちらの方がたくさん入りますし、これも人気ですよ」と上品な女店主の薦めがあった。けれど、バッグを膨らませていっぱいの荷物を持ち歩くことを好まない性分が決め手になった。無くても間に合うけれど…。まっ、いいか。
以前のものも、この店で買ったかもしれない。
                                                (写真は常寂光寺の山門)
コメント (4)
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