京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

時間をかけて

2019年03月27日 | 日々の暮らしの中で

固い土を割って紅い芽の先端をのぞかせるや、それからは少しずつ、時間をかけて育っていく。
人もそういうものかしら。
この心根の強さ、美しさに、わけもなく毎年感動させられる。

「小さな蕾のひとつひとつの、ほころぶということが、天地の祝福を受けている時刻のように思える」。  
石牟礼道子さんの言葉が思い出された(『花をたてまつる』)。











コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする