京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

冬木の芽

2022年01月08日 | 日々の暮らしの中で
ちぢこまった身体がほぐれ、とともに気持ちもやわらかく解放されていく心地よさを感じながら、小一時間歩いた。
寒さを押してまで出る気がしないでいたので、外出はあっても歩くことを目的にしたのは今年初めてとなる。

車で少し足を延ばした。山里に見る花もなく、思い出してオニグルミの冬芽をたずねた。
昨年よりひと月は早い姿を目にするわけだが、素人目には同じに見える。


青空の深淵へ冬木の芽    金子青銅

 

冬晴れの、この空へ向かって高く掲げる芽を持つ冬木。
くいっと、私の気持ちも引き上げられたかしら…
そんな気さえしてくる

「ほんわかと年なんか忘れ」、しまいに疲れを忘れて歩く気分の良さだった。
今夜はぐっすり眠れるかもしれない。
コメント (2)
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