京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

一人ひとりがたまわった命

2023年04月19日 | 日々の暮らしの中で
窓越しに聞こえてくる我が家の鳥がナイストミチュ ナイストゥミ-チュと鳴いている。
Nice to meet you. 意味を持った言葉に当てはめて聞くことは「聞きなし」というようだが、いっそグッドモーニングとでも鳴いてくれたら素晴らしいのに。

浄土宗総本山知恩院では宗祖法然をしのぶ忌日法要が始まり、その開幕行事として「ミッドナイト念仏 in 御忌」が営まれた。昨夜午後8時から19日午前7時まで、三門楼上の仏堂で一晩中念仏が唱えられるというもの。(↓写真は朝刊より)


東・西の本願寺での慶讃法要、それに合わせて末寺で勤まる法要もある。京の町ではいつにも増してお念仏が満ちているときかもしれない。

「ありがたい、おかげさまで、もったいない」この3つが日本人の大切な心だという。
一切はいただきもの。「天命に安んじて、人事を尽くす」(清沢満之師)
たとえどのような状況に身を置いても、一人ひとりがいただいた寿命は決して見捨てられることなく照らし続けて下さる。

どうにもならないことは、どうにもならないままお任せして、賜った命を精一杯生きましょう、ねっ。 

 〈私の心の奥底にある「生きたい」という声に耳を澄まそう〉


 身辺には萌えだした新緑のエネルギーも満ちて
  
コメント (2)
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