京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

ハゼランだったらいいのにな

2022年08月01日 | 日々の暮らしの中で
道路に沿って個人宅の壁際の隙間から毎年花を咲かせていた。それが「ハゼラン」と言う名の花だと知ったのは昨年のこと。


秋口に種をもらい受けて、4月下旬にまいてみた。それからもう3か月が過ぎている。
小さな二葉が土の表面が見えなくなるほどびっしり。これだけの量を、無造作にパラパラとまき散らしたのだから、そこらを埋め尽くしたとしてもおかしくはない。
でも自信がなくて芽を摘んでいた。草かもしれないと思ったのだ。


適度に残し、水をやったりやらなかったり…。最近、ぐっと大きくなって覗き込む機会が増えた。


花茎が伸びているんじゃないかしら。
水をやるくらいだけれど、愛おしさがうまれる。これでただの草だったら!? 
だけどここにはハゼランの種をまいたのだ。ハゼランが育つのが当然だろうに。
ハゼランだったらいいのになっ。

種だけあっても花は咲かない。太陽も水も、咲いて欲しいと願う気持ちも、ご縁は十分にそろっている。


親元の花はもう咲きだしていた

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