京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

えんぴつ

2023年04月26日 | 日々の暮らしの中で
短い赤鉛筆の芯を整え出したら、思ってた以上に木の香りがした。

どの鉛筆もちびちび削り継いで、いっこうに未使用品の出番がやってこない。
本来はチョークをはさんで使っていたが、ちびた鉛筆用に代えて久しい。


ある日客人があって、手にしたまま立ち上がった。
どこに置いたのか。一年以上が経過して書棚の下からほこりにまみれて現れた。細い棒を差し込んで探し物をする機会があったのが幸いしたというところ。
手に持って移動したのではなかったのだ。記憶なんて曖昧なものだな。


手回しの削り器を孫たちのところへ回したので100均で買った小さなカッターナイフを使う。
芯が長めに出て、先が整うことが条件なので、見目の悪さには何の問題もないの。

  つゆの日のえんぴつ芯のやわらかき    辻征夫

昨日からの雨が降り続いた半日だった。
原稿用紙には鉛筆と限る。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 海も白い 道も白い 家も白い | トップ | 普通のおじさんが口ずさむ »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
文字も優しく なおともさん (kei)
2023-04-27 17:28:54
今やチョークは素手ですわ(笑)
ホワイトボードの利用も多く、出番は減りました。
ノートへの筆記はシャープペンシルで行いますが、
原稿用紙には鉛筆とこだわります。
あまり上手に削れないのですが、いい香りがします。
鉛筆の先から言葉が、文字が出てきます(という感じです)。
返信する
ドイツ製 ゆりさん (kei)
2023-04-27 17:13:07
いつになく香ったものですからハッとした次第です。
削り器があっても小刀などで削る機会は多かったように思います。
ドイツのゾーリンゲンのハサミを子供のころから愛用しています。
ドイツに着いてお土産にまず買ったのもこのハサミでした。
削り器もさぞや素晴らしい削り具合なのでしょう。

原稿用紙には鉛筆の芯のやわらかさがとても馴染んで書きやすいです。
返信する
Unknown (naotomo3451)
2023-04-26 23:04:48
こんばんは!我が家では、同じホルダー5本現役で活躍しています。鉛筆に限りますに大賛成です。鉛筆は優しくて大好きです! なおとも
返信する
懐かしい (うばゆり3)
2023-04-26 22:22:23
こんばんは。

カッターナイフで削るということ。

私は、もう何十年も鉛筆削り器です。
マイデスクには小さなドイツ削りですのでカッターは使いません。
確かに・・・木の香りがしてくるのはカッターですね~~
鉛筆。短くなっても捨てません。キャップを付けたり・・・

原稿用紙…ここ数年使ってません。何をお書きなのでしょう(*^^*)
返信する

コメントを投稿

日々の暮らしの中で」カテゴリの最新記事