Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

「ラブソングができるまで」「ゾディアック」

2007-07-01 22:08:02 | 機内食・映画・美術展
香港への行き帰り、機内で見た映画について。

「ラブソングができるまで」

ヒュー・グラントとドリュー・バリモアの軽いラブコメ。
タイトル・バックのプロモーション・ビデオがワム!のパロディみたいで笑わせてくれる。ヒュー・グラントはいつも通りのヒュー・グラント。気弱な優男が彼ほど似合う俳優はいないし、どの映画でも一緒と言えば一緒だけど、これが彼の芸なのだから一生これで行ってほしい。ケーリー・グラントみたいになれるかな。

すごいと思うのはドリュー・バリモア。10代の頃はアル中でジャンキーの不良だったはずなのに、いつの間にかこんな役が得意になっていて、しかもかわいい。たいしたもんだ。

気になったのはドリューのお姉さん役の女優さん。この人、最近の「ER」にも婦長の役で出ているけど、とにかくでかくて気にかかる。どうしてあんなにでかいんだ!

80年代が懐かしくて、最近のブリトニー・スピアーズなんかはちょっと、という世代に向けて実にうまく作られた映画。

そう言えばティファニーってどうしたんだろう?

「ゾディアック」

監督のデビット・フィンチャ-の、暗くてちょっと偏執的な世界観が結構好き。
連続殺人鬼の、もしかしたら自分の中にもあるかもしれない狂気にも妙に惹きつけられて興味を持ってしまう。
だからこの映画は嫌いになれない。嫌いにはなれないけど、もう一つぴんと来ない。

その最大の理由は主人公だと思う。漫画家の彼がなぜあれほど犯人探しに夢中になるのか、それがあまり説得力がないのだ。他の登場人物、記者や刑事には納得できる理由がある。でも漫画家にはそれがない。別に職業である必要なないし、正義感とか探究心なんてくさい理由はもっと要らないが、オタクにはオタクの理由と言うか必然があるんじゃないだろうか。

確かに映画の中でかみさんに問い詰められて説明するところがあるけど、そして説明できないところが理由だと言いたげだけれど、なんだかなあ。

主役を演じるジェイク・ギレンホールがあまりオタクではないのだろうか。とろそうなところはうまいんだけど。子持ちにも見えなかったし。

ロバート・ダウニーのアル中演技はお手の物。「ER」のグリーン先生が髪の毛ふさふさで出ているのもうれしかった。最初わからなかったけど。

あともう一歩、と言う感じの映画。


ところでJALのシステム、いまだにVODじゃない。ANAも、マレーシア航空だって今時はエコノミーでもみんなVODになっているのに。もうちょっとがんばっていただきたい。
コメント
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