高野山に来たからにはお寺参りをしなければならない。
というわけで、まずは真言宗の総本山、金剛峯寺へ。
高野山を開いたのは弘法大師だが、このお寺は豊臣秀吉が建立したもの。現在の建物は19世紀半ばのものである。
大大名や皇族までおまいりに来た寺らしく、内部には立派なお座敷がいっぱい。
石庭も見事で、寺と言うより大名屋敷みたい。
奥の新しい大広間ではお茶とホワホワしたおせんべいをいただける。
この寺に限らず、高野山では巡礼姿の団体をたくさん見かける。四国八十八ヶ所のお遍路を終えた人たちが弘法大師に報告のおまいりに来るのだ。皆さんバスで乗り付けて、真っ先にご朱印受付に走る。気持ちは分かる。スタンプ・ラリーは楽しいのだ。
金剛峯寺の先には壇上伽藍といって仏塔や小さなお堂がたくさん集まった場所がある。こちらの方がもともと弘法大師が開いた聖地で、金剛峯寺より雰囲気がある。
華やかな根本大塔は70年前に再建された新しいものだが、内部の装飾も密教らしい。(内部は撮影禁止なので「高野山の名宝」から)
古い不動堂は屋根の姿が美しい。
こちらの境内では幼稚園児が遠足中。保母さんが「は~い、こっちが金堂で~す」って、しぶすぎる。
2日目の朝は宿坊から2キロほど歩いて奥の院へ。お寺の途切れる一の橋から先はずっとお墓になっていて、伊達家だの島津家だの細川家だの、有名な大名家の立派なお墓がずらり。
上杉謙信も、武田信玄も、石田三成、明智光秀、織田信長もみ~んなここに眠っているのが面白い。死んでしまえば皆一緒。
豊臣秀吉とその一族の墓。
地味なのでびっくり。
信長はもっと地味。
新しい方では企業の創業者、物故者のためのお墓がこれまたたくさんあって、会社名鑑を見ているようでこれもおもしろい。
お墓が川の辺で途切れて、ようやく奥の院。
橋から先は撮影禁止だ。
手前には大きな燈籠堂があって、中は名前の通り燈籠でいっぱい。その中で護摩を焚き、真言を唱えていてさすがに密教らしい。さらにお堂の裏に回ると、その奥に弘法大師の御廟がある。真剣に祈る人々もいて、さすがに神聖な雰囲気。ここまで来てやっと、と言う感じもする。
高野山の最後は美術品を集めた霊宝館へ。
実はここには30年前に一度来たことがある。その時も宿坊に泊まり、寺にも参ったはずだが、寺の記憶はまったくなく、霊宝館でいいマンダラを見た、と言うことだけが印象に残っていた。
そんなわけで大いに期待してきた霊宝館。新館も増築されて立派になり、中のライティングも工夫されて見やすいが、残念、マンダラの公開は来週から!どうやらお宝が多すぎるので、いろいろ小出しにしているらしい。出し惜しみするようになったマンダラに未練を残し、カタログだけ買ってここを出る。
激しくなった雨の中、またバスとケーブルカーを乗り継ぎ、特急こうやで大阪へ。
夜のごちそうに備えて、昼は焼きもちですませた。
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というわけで、まずは真言宗の総本山、金剛峯寺へ。
高野山を開いたのは弘法大師だが、このお寺は豊臣秀吉が建立したもの。現在の建物は19世紀半ばのものである。
大大名や皇族までおまいりに来た寺らしく、内部には立派なお座敷がいっぱい。
石庭も見事で、寺と言うより大名屋敷みたい。
奥の新しい大広間ではお茶とホワホワしたおせんべいをいただける。
この寺に限らず、高野山では巡礼姿の団体をたくさん見かける。四国八十八ヶ所のお遍路を終えた人たちが弘法大師に報告のおまいりに来るのだ。皆さんバスで乗り付けて、真っ先にご朱印受付に走る。気持ちは分かる。スタンプ・ラリーは楽しいのだ。
金剛峯寺の先には壇上伽藍といって仏塔や小さなお堂がたくさん集まった場所がある。こちらの方がもともと弘法大師が開いた聖地で、金剛峯寺より雰囲気がある。
華やかな根本大塔は70年前に再建された新しいものだが、内部の装飾も密教らしい。(内部は撮影禁止なので「高野山の名宝」から)
古い不動堂は屋根の姿が美しい。
こちらの境内では幼稚園児が遠足中。保母さんが「は~い、こっちが金堂で~す」って、しぶすぎる。
2日目の朝は宿坊から2キロほど歩いて奥の院へ。お寺の途切れる一の橋から先はずっとお墓になっていて、伊達家だの島津家だの細川家だの、有名な大名家の立派なお墓がずらり。
上杉謙信も、武田信玄も、石田三成、明智光秀、織田信長もみ~んなここに眠っているのが面白い。死んでしまえば皆一緒。
豊臣秀吉とその一族の墓。
地味なのでびっくり。
信長はもっと地味。
新しい方では企業の創業者、物故者のためのお墓がこれまたたくさんあって、会社名鑑を見ているようでこれもおもしろい。
お墓が川の辺で途切れて、ようやく奥の院。
橋から先は撮影禁止だ。
手前には大きな燈籠堂があって、中は名前の通り燈籠でいっぱい。その中で護摩を焚き、真言を唱えていてさすがに密教らしい。さらにお堂の裏に回ると、その奥に弘法大師の御廟がある。真剣に祈る人々もいて、さすがに神聖な雰囲気。ここまで来てやっと、と言う感じもする。
高野山の最後は美術品を集めた霊宝館へ。
実はここには30年前に一度来たことがある。その時も宿坊に泊まり、寺にも参ったはずだが、寺の記憶はまったくなく、霊宝館でいいマンダラを見た、と言うことだけが印象に残っていた。
そんなわけで大いに期待してきた霊宝館。新館も増築されて立派になり、中のライティングも工夫されて見やすいが、残念、マンダラの公開は来週から!どうやらお宝が多すぎるので、いろいろ小出しにしているらしい。出し惜しみするようになったマンダラに未練を残し、カタログだけ買ってここを出る。
激しくなった雨の中、またバスとケーブルカーを乗り継ぎ、特急こうやで大阪へ。
夜のごちそうに備えて、昼は焼きもちですませた。
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