Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

京都で正統懐石 「川上」

2007-07-13 16:18:20 | 食べ歩き
7月7日

今日もお昼にご馳走が待っているので朝はコーヒーだけ、とか言いながら、こだわり派のH嬢はバスに乗ってお気に入りの喫茶店へ。
明るい店内で香り高いコーヒーを飲みながら、期間限定スペシャルメニューの、なぜか杏仁豆腐を注文。

京都在住、幻の名中華シェフ(すいません、お名前は忘れました)に特注したと言うこの杏仁豆腐、近頃はやりのフルフル系ではなく、しっかり硬くてアーモンドの香りもしっかり。トッピングされた白きくらげと梅もおいしくて、少しでも満足度高し。

散歩しながら戻ればもうお昼。
祇園花見小路からちょっと入った、H家行きつけの「川上」へ。
 
 ここも入ったところにカウンターと厨房、奥にお座敷という造り。店内は気取りがないが、やはりぴかぴかの厨房でりりしい板さんがテキパキと仕事をする。

 一皿目から器に惚れる。
 京都で夏と言えば鱧。東京ではおいしいと思ったことがない鱧、ちゃんと味がある!
 山芋のかかった冷麦、これがつるつるとおいしい。
 若鮎の塩焼きを蓼酢でいただく。頭からばりばり、なんておいしいんでしょ。
 賀茂ナスの田楽。
 鱧の卵とじ。
だんだん濃厚な味になるコース構成が見事。
 最後は穴子天丼。
 お菓子とお薄。

奇をてらわない、と言うのはこういうことを言うのだろう。
途中、高齢の女将さんとご主人が普段着で挨拶をされ、何十年来のお客様と楽しそうに話しておられた。
年をとると常連の心地よさが分かってくる。こういう店は財産だと思う。

にほんブログ村 グルメブログへ ←人気ブログランキングへ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする