田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

映画 №355 ある男

2023-03-18 17:43:01 | 映画観賞・感想

 ちょっと私には難しすぎたかなぁ、というのが正直な感想である。自らの出自を消すために “戸籍交換” をして生きる男X…。Xを追う弁護士もまた在日韓国人という自らの出自を隠したい思いがあり…。

※ タイトルにナンバーリングを付けているが、この数字は私が2007年に札幌に転居後〈つまり退職後〉に観た映画の通算の映画の数である。「映画は最高のエンターテイメント」と考える私にとって、これからも有料・無料にかかわらずできるだけ映画を観ていこうと思っている。 

        

 先日、今年度の日本アカデミー賞が発表され「ある男」という作品が、作品賞、主演男優賞、助演女優賞、助演男優賞、監督賞と主要な賞を総なめにしたというニュースに接し、これは「ぜひ観なくては!」と思った。

 札幌市内においてすでにロードショーは終わっていたが、幸い受賞を記念してシアターキノが特別上映していることが分かった。そこで3月16日(木)に観賞することができた。私と同様、アカデミー賞受賞ということで多くの方が興味を抱いたようだ。平日にもかかわらずかなり多くの人が観賞に訪れていた。

 映画は前述したように複雑だった。原作も読まずに映画を観た私には、登場人物の相関関係を把握するのも大変だった。(その相関図を掲載します)

         

 映画は離婚して実家に戻った里枝(安藤サクラ)が住む山間の街に現れた谷口大祐・ある男X(窪田正孝)との出会いから始まる。やがて二人は好意を抱き合い結婚することになった。林業に従事していた谷口は山の仕事で事故に遭い死亡してしまう。そこからストーリーは思わぬ闇に突き進んでいく…。その闇の解明に努めようと奔走する弁護士・城戸章良(妻夫木聡)。しかし、城戸にも自らの出自(在日韓国人)をできれば隠したいという願望があった。(このことは主題ではなかったが…)

 谷口の死によって、谷口には里枝にも知らされていない驚くべき事実があった。それは谷口には戸籍交換をしたという事実があった。そこを突き詰めていく城戸の前には複雑に絡み合った人物たちが次々と登場するのだった…。

   

   ※ 谷口と里枝の仲睦まじい生活は長くは続かなかった…。

 う~ん。このことで私の頭の中はその関係を理解するだけで一杯いっぱいでストーリーを楽しむことができなくなっていた。

 谷口、そして谷口と “戸籍交換” をした本物の谷口という男。それぞれには自らの出自を消したい事情があった。城戸も含めて世の中には自らの出自を消したいと思う人がいるということをこの映画は示唆したのだろうか?

 この「ある男」が本年度のアカデミー賞作品賞等を受賞したということだが、私にとってはあまりにもストーリーが複雑すぎて映画を楽しむまでには至らなかった。映画を最上のエンターテイメントと考えている私にとってはやや残念な思いをしたのも事実だった。

 WBC情報  Vol.

    

  21日の侍ジャパンの準決勝の相手はメキシコと決定した。前回、前々回と準優勝だったプエルトリコとの対戦を回避できたことは悪い知らせではない。しかし、死の組といわれたDプールを勝ち上がってきたメキシコは強敵であることには違いない。ある解説者によると、これまでのBプールでの対戦チーム、準々決勝戦のイタリアなどの国々とは2段階レベルが上がるとも指摘している。非常に厳しい対戦となることは間違いない。

       

 日本の先発は佐々木朗希投手と予想されている。佐々木投手がどのような立ち上がりを見せるか?そこが一つのポイントだろう…。メキシコについて詳しい情報を把握していない。もう少し情報を収集したうえで対メキシコ戦を展望したいと思っている。