春、三月。ひな祭りの昨日午後、耳慣れたクラシックの小品が次々と演奏され、心地よいひと時をおくることができた。ステージの背後にはお雛様が飾られ、春のムードを演出していたのも好感が持てた。
昨日、3月3日午後、かでる2・7(道民活動センター)において恒例となっているロビーコンサートが開催された。3月ということ、演奏者が女性ばかりということからか「かでる ひなまつりコンサート」と題して開催された。
いつもはフリーで入場できるのだが、今回はコロナの感染対策から事前に入場証を発行しての開催となり、座席も前後左右を空けた形での実施となった。
※ コンサート開始前のステージです。バックにはひな人形が飾られていました。
演奏者は主として札幌市内で活動する「ランス室内楽団」というクラシック演奏家9名が在籍する音楽グループの中から、5名が出演された。
その5名とは、フルートの按田佳央理さん、クラリネットの中川知美さん、ファゴットの石黒玲さん、ピアノの三上絵里香さん、パーカッションの向愛佳さんの5人だった。
※ コンサート終了直前、席を離れて5人が演奏している様子が見えるところから一枚。
ステージの背後にはひな祭りの当日らしく、お雛様が飾られ、和かな雰囲気の中でコンサートは始まった。演奏された曲は、演奏順に次のとおり。
◇J.ヴェルディ/歌劇〈椿姫〉より「乾杯のうた」
◇F.メンデルスゾーン/春の歌
◇C.サン=サーンス/動物の謝肉祭より「白鳥」
◇ハロルド・アレーン/虹の彼方に
◇J.ブラームス/ハンガリー舞曲 第5番
◇瀧廉太郎、中田喜直、山田耕筰、岡田貞一/
日本の四季メドレー(ふるさと、花、夏の思い出、赤とんぼ、雪)
◇アンコール ※メモできず
※ まったく別角度から、ロビーコンサート会場全体を撮ってみました。
演奏時間僅か30分少々と短時間ではあったが、プロの演奏家たちの確かな演奏技術で、耳慣れたクラシックの小品を次々と聴かせていただき心地良いひと時を過ごすことができたひな祭りの午後だった。