講師は強調した。「人生の終活で大切なことは、今までの人生の『棚卸』ととらえたい」と…。そのためには「社会参加」と「社会貢献」を視野に入れて考えるのが良いのではないかと語られた。
3月23日(木)午前、札幌市社会福祉総合センターで開催された「私の生き方セミナー」に参加した。セミナー自体は毎月開催され、今回は年度終わりの第12回の開催だったが、私は初めて参加した。いわばスポット参加なのだが、参加しようと思った動機は、今回の講師が「N PO法人シーズネット」の理事長だったからだ。
私は早くからこのNPO法人シーズネット(SEEDSNET)には注目していた。札幌市内に数あるシニアの団体の中で最も活発に、生き生きと活動している団体だと見ていた。だから退職して直ぐにでも入会を考えていたのだが、敷居が高いという思いもあって果たせずにいたところ、現在所属する「めだかの学校」から勧誘を受けて現在に至っている。
シーズネットに注目した理由の第一は初代理事長の故岩見太市氏の素晴らしい理念に感動したことにもよる。シーズネットの趣旨の第一は「仲間づくり」であると岩見氏は強調されたが、そのことが団体名にも表現されている。「SEEDSNET」とは「種たちの集まり」と解せるのではないだろうか?岩見氏は志半ばでガンに倒れたが、氏は自身の病状も含めてご自身の意識がなくなるまでブログで発信を続け、私も最後まで愛読させていただいた。そうしたこともあり、岩見氏の後を継いだ第2代の理事長の奥田龍人氏のお話を聴いてみたいと思ったのだ。
奥田氏は「地域で輝くシニアの力~今こそ仲間と一緒に活動を~」と題されてお話された。奥田氏はシーズネットの理事長だけではなく、社会福祉士であり、ケアマネジャーの団体の役員、高齢者向け住宅事業者協会の理事長など多くの顔を持つ方でもあり、話はシーズネットのことだけではなく、広く高齢者の関心事についてお話された。
その中で、シーズネットのことに関して言及されたのは、シーズネットの主たる活動はサークル活動なのだが、コロナ禍のためにそのサークル活動自体が活動することが困難となったため会員減の陥っている現状が話された。最盛時には1,000名を超える会員を抱えていたが、現在は約600名に減っているということだ。私のところの「めだかの学校」も昨年、一昨年と断続的にしか活動が出来ず、苦しんでいるがどこの団体も難しい団体経営を強いられているようだ。
奥田氏のお話の趣旨は、長い人生で培ってきたことを基礎として、そのことを活かしながら世の中に還元していく(人生の「棚卸」)ように志向すべきではないかと私は受け止めた。その時の留意点として「無理のない範囲で」ということも忘れなかった。そのことが「社会参加」や「社会還元」に繋がるということだった。
私もいつまで現在のように自由に動ける状態を保てるか分からないが、動けるうちは奥田氏が話されたことを常に意識しながらシニア生活を送っていきたいと考えている。
《森保ジャパン、見事にWC大会出場を決める!》
昨夜、森保ジャパンはオーストラリアと敵地で対戦したが、終盤に伏兵三苫選手が立て続ける2点を奪取して日本に勝利をもたらした!スカッとする勝ち方でWC本選大会の出場を決めた。
実は本日のブログはこの話題で投稿しようと思っていたのだが、昨夜私のところのDAZNの調子が悪く前半戦をほとんど観戦できなかった。後半戦はなんとか観戦できたのだが、全てを観戦せずに観戦記を記すことはできないと考え諦めた。注目の試合が寸断されることほどイライラすることはないことを昨夜はイヤというほど味わった。