埼玉県吉川市で見た風景（飯島興業バス）

吉川市で見た風景の最終回で、今日は地域で活躍するバスをお届けいたします。

娘の参加する水泳記録会の会場へ向かう途中、コミュニティーバスのような可愛いバスを見ました。ただ、市営バスでは無いようで、しかも会社名も目立たなくて良く分かりませんでした。まぁ、あまりミニバスにも興味ないし、「いっか～」くらいで受け流しておきました。

競技が終わり、女房と娘を離れた駐車場から迎えに行く途中、バスの駐車場を発見しました。路線バスのようには見えなかったのですが、一目で自分の好きな車輌が停めてあるのに気が付きました。
車を停める場所が無かったので、取り敢えず女房と娘を迎えに行き、車を通りの無い安全な場所に停め、徒歩で駐車場に向かいました。


三菱エアロスターＭＰ２１８　前後折戸仕様

しつこいようですが、私の好きなエアロスターです。都心部ではほとんど見ることが出来なくなってきました。特に、都営バスを含む大手私鉄系のバスでは、同型エアロスターの前後折戸は珍しいので、非常に感激しました。もう少し広い場所だったらもっと良かったのですが･･･。


こちらは、エアロスターの奥に停めてあった３台。
向かって左２台は「ワンマン」表示がついた路線バス対応のようですが、何故か「ミドリ安全」という企業名の表示が堂々とついています。普段同社の送迎に使っていて、たまに路線にでも入るのだろうか、と考えてしまいました。


いずれにしても、バス会社名の表示が無いので、結局何者だか判らないまま家に帰りました。インターネットで吉川市の路線バスを検索してみると、いくつかの地元密着型のようなバス会社がありました。幸い全ての会社がＨＰを持っていましたので確認したところ、「飯島興業」というバス会社であることが判明しました。
このような地域密着型の路線バス事業者は初めてだったので、非常に新鮮に感じました。
同社の詳しい事業内容をお知りになりたい方は、「飯島興業」で検索してみてください。

以上で吉川市で見た風景を終わります。

秩父鉄道（５００形・８００形）

秩父鉄道シリーズの続きです。

今日は、秩父鉄道生え抜きの新性能車５００形と元小田急１８００形からの譲渡車８００形をお届けしたします。

６月９日の３００形の記事でもご紹介しておりますが、急行形の３００形と並んで新性能普通電車用として誕生したのがこの５００形です。終始秩父鉄道を離れることなく、同鉄道における主要車輌としてその人生を全うしました。

私がＣ５８パレオを撮りに行くようになった頃は、既に元国鉄１０１系の１０００形が大量に入線してきており、さらに元東急の車輌も入り始め、５００形の活躍も大分狭まってきておりました。そんなことで、記録はほとんど残っておりませんが、ＳＬの先走りで来た同車を１度だけ捉えていたことがありました。


昭和６３年３月２１日 　秩父鉄道５００形

写真は活躍晩年の頃ですので、塗装は１０００形入線時に塗り替えられた黄色に茶色帯になっています。湘南形にこの塗装は勿体無い感じがします。やはり塗装はオリジナルがいいですね。
ちなみに、６月８日にアップしたクハニ２４の脇に同車の旧塗装車が写っていますので、よろしければクリックしてご覧ください。↓↓↓
http://diary.jp.aol.com/marutetsu/img/1181227779.jpg


次に、元小田急１８００形のデハ８００形です。
同車の写真も東武熊谷線の写真を撮りに行ったときに偶然撮っていた１枚だけでした。


昭和５６年８月２８日　秩父鉄道熊谷駅にて　側線で待機中のデハ８０１ほか４連

あまり興味のあった車輌ではなかったのですが、さらに元をたどると国鉄モハ６３形の改造車であることを知っていましたので、参考程度に撮っていたのでした。
確かこの写真を撮ったときは、小田急から譲渡されて間もない頃だったと思います。これから活躍する車輌なので、古い物好きの私としてはあまり興味を示さなかったのかもしれません。

しかし、こうして古い写真を見ていると、月日が経つのは早いものだとつくづく思います。新車として見向きもしなかった車輌たちが、最近ぞろぞろと廃車になっていますからね。若い諸君たちは、今のうちに選り好みせずたくさん撮っておいてくださいね。デジカメという安上がりで便利な道具があるのですから。（←嫌みではなくて、昔は写真代が高くて、撮りたくても撮れないときが多々あったのですよ！）