マル鉄回顧録

鉄道写真・鉄道模型を始め、バスやトラックなど、乗り物中心のブログです。昔の写真はマル鉄鉄道写真館で再編集しています。

165系:急行「佐渡」

2008-04-18 02:25:26 | その他電車
こんばんわ。
昨日はヤケクソで地味ネタを投げたつもりだったのですが、このところに比べアクセス数が伸びており、しかも沢山ポイントをいただきました。大方の予想に反した結果となりましたが、ポイントをいただきました皆さん、ありがとうございました。

で、今日も地味ネタです。
私が住む蕨~西川口の沿線は、東北・上信越の列車が殆ど通る区間であり、昭和57年までは沢山の急行列車も走っていました。

私が写真を撮り始めた頃は既にヘッドマークは廃止され、東北・上越新幹線の開業により廃止されるまで復活することもありませんでした。
そんな状況ですので、ヘッドマークの付かない急行列車は魅力に欠けることもあり、写真もそんなに残っていません。あったとしても、列車名すら判らないので、説明にも苦労します。

さて、そんな区別の付きづらい急行列車の写真の中から、明らかに「佐渡」と判るものを拾ってみました。



昭和57年11月13日 大宮駅にて 165系 下り「佐渡1号」

急行「佐渡」は、準急列車からの格上げで誕生した急行列車。新潟区(上沼垂区)のかなり特徴のある編成でした。
サハシ連結時代は、クハ+モハ+クモハ+サロ+サロ+サハシ+サハ+クハ+モハ+クモハ+クハ+モハ+クモハの13両編成でした。
特急「とき」が同区間で13往復も設定されていたためか、急行「佐渡」は4往復の設定と控えめであり、うち1往復は上下とも夜行列車でした。


 
昭和57年11月13日 大宮駅にて 165系 下り「佐渡1号」 2連グリーン車

上の写真と同日に撮った2連のサロ165。この頃はサハシが廃車になり、編成替えが行われ、クハ+モハ+クモハ+サロ+サロ+クハ+モハ+クモハ+サハ+クハ+モハ+クモハの12両編成となり、3連のユニットのそれぞれの間にサロやサハを挟むという極めてユニークな編成でした。



昭和57年1月5日 上越線 八木原~群馬総社間にて

こちらは24mmで創作的に撮った写真。見る人が見れば判るというようなものです。
この写真のみ見づらいと思いますので、画像が大きくなるように設定いたしました。


急行「佐渡」は有名ではありましたが、ヘッドマークが無くなってからは脚光を浴びることも無く、地味に特急「とき」をサポートしていたような感じです。ですからあまり写真も残っていません。
上越新幹線の上野開業にあたってその役目を終え、昭和60年3月に廃止されています。
現在残っている夜行快速の「ムーンライトえちご」ですが、元を糺せば夜行「佐渡」の名残であり、今も生き続ける急行「佐渡」であると言えると思います。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする