さて、撮影の報告も落ち着いてところで、今日はスキャニングの終わった過去の記録から、485系「白鳥」の総集編をお届けいたします。
「白鳥」は、言わずと知れた大阪~青森を結ぶ日本海縦貫特急です
キハ82系で誕生し、当初は信越本線経由の上野行きを併結していましたが、「はくたか」として分離後は、全ての編成が大阪~青森間を走破しました。
羽越本線・奥羽本線の全線電化に合わせ、電車特急となっています。
暫くは単独の「白鳥」でしたが、福井~青森間のDC急行「しらゆき」を特急に格上げした際、2往復運転されていたこともあります。
では、全て網羅出来てはいませんが、古い順に写真をご紹介いたします。
昭和49年8月 大阪駅にて 485系1500番代「白鳥」 (再掲)
初めて逢った「白鳥」は小学校5年生のとき。北海道初の電車特急「いしかり」用として製作された1500番代を使用した「白鳥」。北海道の電化が諸事情により遅れたため、2年間くらい「白鳥」に暫定運用していました。
昭和51年 上野駅にて クハ481300番代「白鳥」
上野駅に「白鳥」現る?!
ウソです。確か、「いなほ」から「やまびこ」だかに折り返す運用があって、サボを回転させると必ず「白鳥」が出たんです。上野駅に写真を撮りに行くと、このシーンを良く見に行きました。
昭和55年8月 京都駅にて クハ481200番代「白鳥」
この頃はまだ青森運転所の485系が使用されており、貫通型・非貫通型が存在しました。
53・10改正以後のため、イラストマークに変わっています。
昭和55年8月 東海道本線 神足~山崎間にて クハ481300番代「白鳥」
こちらは非貫通型の「白鳥」。関西のイメージの強い「白鳥」ですが、運用を考えると東北特急に分類される特急で、「はつかり」「やまびこ」「いなほ」「ひばり」などと共通運用となっていました。
昭和61年9月8日 羽越本線 下浜~道川間にて ボンネット型「白鳥」(上の写真は再掲)
「白鳥」の電車化当初にボンネット型の運転実績があったようですが、直ぐに青森運転所から撤退したため、ホンのわずかだったようです。
上越新幹線の開業による影響でしょうか、「白鳥」が京都車で運用されるようになり、ボンネット車が復活しました。ただし、ヘッドマークがイラスト化されてしまったため、地味な車体に大変目立ってしまいました。
平成4年8月18日 奥羽本線 八郎潟~鯉川間にて クハ4811500番代「白鳥」(再掲)
平成4年8月18日 奥羽本線 八郎潟~鯉川間にて クハ481-29「白鳥」
一時期、新潟「雷鳥」と共通運用となり、新潟色の「白鳥」が存在しました。
新潟色もボンネット型、貫通型、非貫通型、1500番代が揃っており、バラエティー豊かでした。また、青森運転所時代を通して、「白鳥」でデビューした1500番代も返り咲くことになっています。
485系の塗装変更車は余りいただけないと思いますが、個人的にはこの新潟色だけはお気に入りです。ただボンネット型にだけは似合いませんでしたね。
最終的には京都車のボンネット編成が使われるようになり、「ゆうとびあ和倉」を連結するためスカートが欠き取りされるなど悲惨な状態になってしまった「白鳥」。
伝統ある日本海縦貫の女王も時代の流れに逆らえず、惜しまれつつ廃止されてしまいました。
現在は北海道連絡特急としてその名が返り咲きましたが、やはり「白鳥」と言えば、電車特急の最長距離ランナーとしての名が相応しいと思います。
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「白鳥」は、言わずと知れた大阪~青森を結ぶ日本海縦貫特急です
キハ82系で誕生し、当初は信越本線経由の上野行きを併結していましたが、「はくたか」として分離後は、全ての編成が大阪~青森間を走破しました。
羽越本線・奥羽本線の全線電化に合わせ、電車特急となっています。
暫くは単独の「白鳥」でしたが、福井~青森間のDC急行「しらゆき」を特急に格上げした際、2往復運転されていたこともあります。
では、全て網羅出来てはいませんが、古い順に写真をご紹介いたします。
昭和49年8月 大阪駅にて 485系1500番代「白鳥」 (再掲)
初めて逢った「白鳥」は小学校5年生のとき。北海道初の電車特急「いしかり」用として製作された1500番代を使用した「白鳥」。北海道の電化が諸事情により遅れたため、2年間くらい「白鳥」に暫定運用していました。
昭和51年 上野駅にて クハ481300番代「白鳥」
上野駅に「白鳥」現る?!
ウソです。確か、「いなほ」から「やまびこ」だかに折り返す運用があって、サボを回転させると必ず「白鳥」が出たんです。上野駅に写真を撮りに行くと、このシーンを良く見に行きました。
昭和55年8月 京都駅にて クハ481200番代「白鳥」
この頃はまだ青森運転所の485系が使用されており、貫通型・非貫通型が存在しました。
53・10改正以後のため、イラストマークに変わっています。
昭和55年8月 東海道本線 神足~山崎間にて クハ481300番代「白鳥」
こちらは非貫通型の「白鳥」。関西のイメージの強い「白鳥」ですが、運用を考えると東北特急に分類される特急で、「はつかり」「やまびこ」「いなほ」「ひばり」などと共通運用となっていました。
昭和61年9月8日 羽越本線 下浜~道川間にて ボンネット型「白鳥」(上の写真は再掲)
「白鳥」の電車化当初にボンネット型の運転実績があったようですが、直ぐに青森運転所から撤退したため、ホンのわずかだったようです。
上越新幹線の開業による影響でしょうか、「白鳥」が京都車で運用されるようになり、ボンネット車が復活しました。ただし、ヘッドマークがイラスト化されてしまったため、地味な車体に大変目立ってしまいました。
平成4年8月18日 奥羽本線 八郎潟~鯉川間にて クハ4811500番代「白鳥」(再掲)
平成4年8月18日 奥羽本線 八郎潟~鯉川間にて クハ481-29「白鳥」
一時期、新潟「雷鳥」と共通運用となり、新潟色の「白鳥」が存在しました。
新潟色もボンネット型、貫通型、非貫通型、1500番代が揃っており、バラエティー豊かでした。また、青森運転所時代を通して、「白鳥」でデビューした1500番代も返り咲くことになっています。
485系の塗装変更車は余りいただけないと思いますが、個人的にはこの新潟色だけはお気に入りです。ただボンネット型にだけは似合いませんでしたね。
最終的には京都車のボンネット編成が使われるようになり、「ゆうとびあ和倉」を連結するためスカートが欠き取りされるなど悲惨な状態になってしまった「白鳥」。
伝統ある日本海縦貫の女王も時代の流れに逆らえず、惜しまれつつ廃止されてしまいました。
現在は北海道連絡特急としてその名が返り咲きましたが、やはり「白鳥」と言えば、電車特急の最長距離ランナーとしての名が相応しいと思います。
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