吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています

大学病院が好き その2

2011年11月07日 06時35分19秒 | インポート

 大学病院勤務時代、診断書など多くの書類を患者さんから求められることがあった。今は知らないが、当時は文書が作成されて患者さん(またはご家族)の手元に届くまでには10日~2週間はかかった。なかには受けもち医がなかなか書かないので1ヶ月以上になることもあったようである。しかしあまり患者さんから早くかいてくれと言われたことは記憶にない。大学病院ということで患者さん側もあきらめているのだろうか? 間にいる病院事務の方も大変であったろう。ところが開業してからこのような書類は患者さんが来院し、当日お帰りになるまでには書き上げてお渡ししている。遅れても翌日までには書き上げるようにしている。開業してからは何か地域で特色をださないと生き残っていけない。「書類の早さ」は売りになるのかと思っているのだが、しかしながら患者さんから「あ~じゃあ3日後に取りに来ますよ」と言われると、「何だ急がなくてもいいんだ」とガッカリする。どうも書類の早さなどはありがたがられないようである。