吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

年度末3月突入 その2

2014年03月03日 06時10分27秒 | インポート

    元気でいるといえば、それこそ日本の乳幼児死亡率が改善されてきたのは戦後になってからの話でしょう。江戸時代、明治時代では多くの子供は成人になることなく種々の病気でなくなったようです。だから子だくさんの家庭が多かったのかもしれません。そして家を存続させるために他家から次男以下を養子縁組に迎え迎えるということも多かったようです。ひなまつりや端午の節句などの年齢を重ねるごとの祝い事は、ここまで生きてこられてよかった、これからも病気しないようにという祈りを込めた行事です。年齢の道標としてお祝いをするほど子供が大人になるまでの成長は難しかったのかもしれません。考えてみれば自然界では、たとえば鮭の稚魚が成魚になるまでの確率たるやものすごいものですね。人間界においては、今では子供の罹る致命的な病気がワクチンで予防できるようになり、乳幼児死亡率が、ある意味世界のトップクラスの水準にまで改善されています。<o:p></o:p>