この年配の連続6回落選された知り合いがなおも言っていた。「制限時間7時間で完走できない人は最初から当選しても辞退すべきか、あるいは最初から応募しないこと」だと。この7時間の制限時間というのは95%以上の出場者が完走できうる時間なのだそうだ。イベントとはいえスポーツの祭典である。完走が危うい人にはイベント感覚ではなく本気モードで頑張ってもらいたいものである。しかも抽選で出場をかちえた人の背中には「自分こそ出場したい」という9人の落選者を背負っているのである。その9人の人たちの羨望のまなざしを受けていながら、途中関門の制限時間に引っかかっているようでは最初から「練習不足、やる気がない、自分が出たほうがましだ」ととられてもしょうがないというのだ。確かにフィニッシュのゴール寸前で時間に間に合わなかったのはまだ許せる。しかし早々と20kmや30kmあたりの関門に間に合わなかったランナーは最初から42.195km走ることのできる脚力もないということが露呈しているというのだ。この知り合いのいうことはもっともである。<o:p></o:p>