裏話である。この前の項で何度も「オリジナルもジェネリックも効能は同じ」と書いた。ただ少数ではあるが、ジェネリックのほうがやや効き目の劣る場合もあるようである。抗真菌剤の内服薬であるイトラコナゾールはジェネリックのものは血中濃度が上昇せず効き目が劣るとも言われているらしい。ただこのような例は特別である。通常はオリジナルとジェネリックの効能の差はないと考えてよい。通常、一般的にオリジナルとジェネリックの比較試験などは行われていないため効能の差は闇の中である。そのため患者さんの口コミや「隣の花子さん」的な噂に左右されてしまうのであろう。
近年、このジェネリック医薬品の台頭から、それに対抗してオリジナル製剤の会社でも安い労働力を求めて海外に製薬工場の拠点を構えることもある。しかしそこでの薬剤に一部粗悪品(虫?)が混入していたとの話も聞いたこともある。オリジナルでも気が抜けない。「オリジナルだから」、あるいは「ジェネリックだから」という理由だけでいい、悪いは決められないのである。
近年、このジェネリック医薬品の台頭から、それに対抗してオリジナル製剤の会社でも安い労働力を求めて海外に製薬工場の拠点を構えることもある。しかしそこでの薬剤に一部粗悪品(虫?)が混入していたとの話も聞いたこともある。オリジナルでも気が抜けない。「オリジナルだから」、あるいは「ジェネリックだから」という理由だけでいい、悪いは決められないのである。