春節で爆買いに訪れる中国人のインタビューを聞いていると「日本人の店員の対応は親切だ」と口を揃えて言う。確かに客対応は親切にするのが基本であるが、それに対して皆が口をそろえて日本での店頭対応を「親切」と言うのも少し違和感がある。きっと中国では、このラーメン店での女性店員の態度がスタンダードで当たり前なのかと思ってしまう。さて私の注文をとった店員は確かに一人で対応するには客数が多く大変そうであった。注文とると同時にレジで会計やら、出来上がった料理を運ぶのを同時にしている。しかし同時にこれら仕事が重なっても、まったく急ぐ素振りすら見せず客を待たせている。そして特に「お待たせしました」とも発することはない。店内の客の動向をみていれば「次にあの客が会計かな?」とか「いや別の料理の配膳のほうが先かもしれない」とか、次の自分の行動が予測できるはずである。しかし何もすることがないと、ただぼーっとしているだけのようであった。店内での客の「進行状況」を把握するのはホール担当の重要な仕事と思うのであるが・・・。