吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

ロンドンオリンピック雑感 その4

2012年08月08日 06時24分30秒 | インポート

 以前、相撲で元某横綱が土俵でガッツポーズをして叱られた。負けた相手を思いやる気持ちが大事であり、それに対してガッツポーズは失礼なのである。柔道でも同様であるが最近では両手をあげたりして喜びを表現するのは悪いことではないという風潮である。自分が大学時代に柔道部であった頃は、このような礼儀には比較的うるさかった。勝ってガッツポーズをして喜びを表す選手よりも、何気なく勝って当然という態度で開始線に悠然と引き上げてくる選手のほうがいかにも強そうでかっこよかった。今回のオリンピックでは、勝利の瞬間、カメラ目線で親指を突き上げて喜びをあらわした米国選手の態度には少々イラッとした。柔道はスポーツである前に礼節を重んじた武道であるはずである。


ロンドンオリンピック雑感 その3

2012年08月07日 06時03分44秒 | インポート

 篠原監督が以前TVで言っていたが、「篠原さん、審判の誤審で銀でしたが本当は金でしたよね」と最初のうちは周囲からそういわれるのだが、時がたつと「元銀メダリスト」で一括してくくられてしまうとのこと。やはり何が何でも金をとらなければ意味がないといっていた。確かに時の流れとは残酷である。それにしてもあの時の篠原監督(当時は選手)は潔い。「自分が弱いから負けたのだ」と公の場では審判の誤審を云々するコメントは聞かなかった。日本人の柔道選手は求道者のイメージが強く、外国人選手のようにスポーツとして柔道をしているのとは異なるようである。唯一日本ににていると思えるのはドイツ選手くらいである。きちんと立礼して開始線を進み試合が始まる。そして試合終了後は審判の判定を受けたあと開始線の後ろに下がり立礼していた。


ロンドンオリンピック雑感 その2

2012年08月06日 06時16分33秒 | インポート

 結局、審判がルールをよく熟知していないのも原因であるが、最近の柔道は背中が少しも畳につかないのに有効だとかの判定が加算されてしまうことにある。本来は相当な勢いで背中が畳につかないと1本にはならないはずであったが、ゆっくり背中がつくように寝転んだだけでもポイントになってしまう。この細かい加点ポイントの判断が主観的であり本来の柔道らしくない。また両者がもつれて倒れこんだ場合はどちらが技をかけてどちらが転んだのかを瞬時にみわける必要もあるので大変なのである。したがってVTRで判定が覆ることもあるので審判の信頼性があやしくなる訳である。今回VTRで覆る例もよくみた。ならば篠原監督が選手時代の審判誤審による銀メダルも、今回であれば金になったはずである。


ロンドンオリンピック雑感 その1

2012年08月04日 06時10分35秒 | インポート

 オリンピックが始まっている。今回は消費税問題や原発事故、東電問題などで世の中がゆれているため、メディアによる開催前の大げさな炊きつけや盛り上げがなく、なんとなく知らないうちに開催に至ったという感覚であった。それにしても今回のオリンピックの審判のあいまいさは目に余る。体操、ボクシング、柔道で一旦下された判定が覆ることもしばしば見られた。柔道では海老沼選手が有効に近い技をきめたのもかかわらず(それは取り消されて試合続行になったが)、最後の旗判定ではその有効に近い技が加算されずに、逆に相手選手に3人の旗があがってしまっている。結局ジュリーという審判監視員にもう一度判定をしなおすように促され(それもまたおかしな話だが)、再度の旗判定では今度は海老沼選手に3人の旗があがったという、何とも主体性のない判定であった。


猛暑

2012年08月03日 06時12分10秒 | インポート

 毎年この時期は同じことを言うようであるが、やはり近年の夏は暑い!のである。 このモワッとしたまとわりつくような暑さは、ハワイのように日差しこそ強いけれど、湿度の低いところのほうがむしろ涼しいのである。大学病院勤務時代にハワイの病院から医療従事者の一行が施設見学にきた。7月下旬のその日は特に暑い日で案内役の自分も「あなたたちはこんな暑い日にきてとてもアンラッキーです。今度は桜の季節がいいですよ」と話したくらいであった。医局から別棟の建物にある救命センターまで外を通って案内したが、常夏の国からきた訪問者は、外に出たときのムワッとした熱風におもわず「ここは日本? それともサハラ砂漠?」とつぶやいたのである。常夏の国の住人ですらそう思うのである。その暑さに顔をしかめたのでこれはいかんと思い「ほほー、サハラ砂漠の旅行もされたのですか。いいですね。一度いってみたいですね」といったところ、「いや、一度も行ったことはありません」と硬い表情。何となく気まずい雰囲気だったので思わず、「今度一緒に行きましょう」ときりかえしたらようやく笑顔になりその場がなごんだのでほっとした。とにかく何とかしてほしいこの暑さである。


大名商売 その10

2012年08月02日 06時15分24秒 | インポート

 その後まだ話の続きがあるのである。人数まで「6人」とはっきり確定させて予約をいれてある。今更、予約再確認の連絡をよこせというのはいくらなんでも今までの経緯を踏まえて高飛車な店であるといわざるを得ない。しかし何故か変な予感がしたので電話を入れた。「〇月〇日の午前11時に予約した吉田です。期日が迫っているということで予約の再確認をするようにとの電話がうちの留守電に入っていましたので・・・」 すると店員は「あ ありがとうございます。予約はきちんと7名さまでお取りしております」と・・。オイオイ、まってよ、6人だったはずでしょう? なにそれ? 7人? しかも前日夜8時をすぎたら人数変更はきかないとのことなので、このまま電話しないで当日行ったら実際6人でも7人分の料金をとるつもりだったのでしょう? やはりきちんと予約を受けられないお店は信用できないですね。料理の味はまあまあなんですが料理以外のことで店全体の評価がなされてしまうのはしょうがないです。うちも診療内容での評価もさることながら、それ以外のことでも患者さんにたくさん評価されているのだと思います。それにしてもすべからく受付での電話対応からプロの仕事が始まっているのだと気持ちを引き締めなければなりませんね。


大名商売 その9

2012年08月01日 05時56分16秒 | インポート

1ヶ月も前なのに期日が迫っているというのなら、期日が迫らないというのは何ヶ月前なのであろうか? なぜいつもこの店は理由も言わずに早急に予約を確定させたがるのか? 今回は「店側の希望通りに」人数を確定させて予約を入れているのでその理由がわからない。今回は絶対に再確認の電話なんかしてやんないから・・・と思いつつも、当日現地に行ってみたら「吉田様のご予約は頂いておりませんが」と平気で機械的にいわれそうな気がするので、まあ早めに連絡するしかない(泣)。それにしてもやはりこれも大名商売というのだろう。さてうちでも予防接種や健診などの予約を受け付けている。まさかこんな対応はしていないと思うがきちんとしなければいけない。今回身にしみたことは、当たり前であるがこちらの都合で予約を調整する場合は、正直にお話してご理解頂くのが最低限のマナーであると認識した。クリニックこそ大名商売ではいけないのだ(笑)。