吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています

食い逃げ その4

2015年03月12日 06時25分51秒 | 日記
 しばらくすると中国人らしき男女の客が入店してきた。客は中国語で注文を始め、その女性店員も中国語で応対していた。その店員は今まで見せなかった笑顔も見せているのだ。なにを話しているのか分からないが、注文のやり取り以外の話もしているようである。まあそれはそれでいい。しかしそのあとに入ってきた新規のお客の存在に気が付いてない。黙ってみていたが、このお客は自分よりもはるかに長く放置されていた。やはり日本おいてこの接客態度は好ましくはないだろう。(たぶん)同国人との会話にかまけ、新たな客の応対を疎かにしているのである。穿った見方かもしれないが、どうやら、客の存在に気が付けば注文を取りに行くが、客の存在に気付かなければ別にそれでも構わない、そのうち客が声をかけてくるまでそのままでいいと考えているようにも見えた。もしかしたらそうではないのかもしれないが、でも彼女の仕事ぶりをみていれば間違いではなかろう。

食い逃げ その3

2015年03月11日 06時23分09秒 | 日記
 春節で爆買いに訪れる中国人のインタビューを聞いていると「日本人の店員の対応は親切だ」と口を揃えて言う。確かに客対応は親切にするのが基本であるが、それに対して皆が口をそろえて日本での店頭対応を「親切」と言うのも少し違和感がある。きっと中国では、このラーメン店での女性店員の態度がスタンダードで当たり前なのかと思ってしまう。さて私の注文をとった店員は確かに一人で対応するには客数が多く大変そうであった。注文とると同時にレジで会計やら、出来上がった料理を運ぶのを同時にしている。しかし同時にこれら仕事が重なっても、まったく急ぐ素振りすら見せず客を待たせている。そして特に「お待たせしました」とも発することはない。店内の客の動向をみていれば「次にあの客が会計かな?」とか「いや別の料理の配膳のほうが先かもしれない」とか、次の自分の行動が予測できるはずである。しかし何もすることがないと、ただぼーっとしているだけのようであった。店内での客の「進行状況」を把握するのはホール担当の重要な仕事と思うのであるが・・・。

食い逃げ その2

2015年03月10日 06時06分42秒 | 日記
 どうやらこの女性は中国の人のようである。日本語はたどたどしい。まだ接客に慣れていないんだろうなと思った。しばらく黙っていたがまだ私が未注文であることに気が付いていない。客のテーブルの上にコップの水が置いてなければまだ未注文であることは確認できるはず。これは簡単なチェック項目であるがそれを怠っているようである。数分以上が経過してまた次の客が入ってきて、そちらに行こうとしたので、ついに「ちょっと、注文していい?」とこちらから声をかけた。通常であれば「あっ、ご注文まだでしたか、申し訳ありません」と言うのが日本では当たり前である。ところがこの店員は、特段態度を変えずに当たり前のように「ハァ? ゴチューモンデスカァ?」と聞いてきた。そうかあまり日本に来て長くないのだろうなと感じた。しかしこの態度じゃあね~・・・。

食い逃げ その1

2015年03月09日 06時45分53秒 | 日記
 先日、新橋駅前に用足しにでかけた。夕方に近かったが昼食をとっていなかったので、あるラーメン屋に入った。その店のつくりは縦長で「鰻の寝床」のような形をしており、店は出入り口が手前と奥に計2か所あった。席はこの「ウナギの寝床」型に併せたように縦長のカウンター席のみで、店員がカウンターの各席の客の前に行って注文を取るような形だった。自分はカウンターの端のほうに座ったのであるが、店員の女性(一人だけ)が店の奥の客の応対をしていた。丁度店の奥の客の注文を聞いているときはこちらに背中をむけているので、自分が入店してきたのに気が付いていない。ほどなくして後から別の客が入ってくると、それには気が付き「イラッシャイマセー」と声を発し、その客に水を持っていき注文を取り始めたのである。つまり自分は入店したことに気が付かれていないのである。

厳戒態勢下の東京マラソン その2

2015年03月07日 06時21分30秒 | 日記
 話は異なるが、一度空き巣のプロに狙われた家はどんなに厳重でも必ず盗みに入られるそうである。つまり厳重に鍵をかけたり、防犯対策をしたりしていても彼らにかかれば開けられてしまうというのだ。しかし彼らは防犯対策がしっかりなされている家にはわざわざ最初から標的にはしないそうである。つまり頑張れば入れるような家を無理に狙うより、防犯対策されていない家を最初から狙った方が、簡単に、かつ「安全に」仕事ができるのである。これはテロ対策でも同じであろう。出場ランナーから「こんなに厳重にしなくてもいいのに」とか「もっと緩くしてくれないと楽しく走れない」とか言われるくらいのほうがいいのである。これだけの対策をしていることをアピールすることは、「無理に」この大会を狙うことはやめておこうという抑止力につながるかもしれない。「厳重すぎる」と不満のあった参加者は世界情勢と日本の置かれている状況を十分認識する必要がある。もはや対岸の火事ではない。「羹に懲りてなますを吹く」のでもよい。テロ対策に「すぎる」という言葉はない。今回の大会で生み出された「安心」はこれだけ多くの人達の安全管理によってなりたったのだと、文句ではなく、感謝をするべきである。参加したランナーはお客様ではない。大会を一緒に運営する立場であるともいえるし、むしろ「走らさせて頂いた」のである。

厳戒態勢下の東京マラソン その1

2015年03月06日 06時11分19秒 | 日記
 今年も2月22日に東京マラソンが行われた。4万人弱のランナーが都内を駆け抜けるさまはまさに圧巻であった。ところが今年は日本もテロの標的にされていることから、その警備は厳戒態勢を極めた。出場ランナーのボディチェックはかなり厳しく顔が隠れるコスプレの禁止、またペットボトル、缶などの飲み物も会場持ち込み禁止にされた。当日朝は小雨が降っていたが傘の持ち込みも禁止され会場入り口ですべて没収、破棄されたのである。また開催中はランニング・ポリスが走りながら警護にあたっていた。なんともこの厳しすぎるほどの体制に「安心して走れた」という意見とともに「厳しすぎる。やりすぎである。もう少しなんとか緩くできないのか」という意見も聞こえたのである。しかしながら、現在の世界情勢をみればわかるようにテロリズムは拡大しており、日本も対岸の火事ではなくなっているのである。テロリストからの攻撃対象として日本への攻撃順位は高い方ではなかろうが、いつ何時襲われる可能性もある。人が多く集まるところは標的にされやすいのである。

ジェネリックの誤解 その3

2015年03月05日 05時44分41秒 | 日記
 裏話である。この前の項で何度も「オリジナルもジェネリックも効能は同じ」と書いた。ただ少数ではあるが、ジェネリックのほうがやや効き目の劣る場合もあるようである。抗真菌剤の内服薬であるイトラコナゾールはジェネリックのものは血中濃度が上昇せず効き目が劣るとも言われているらしい。ただこのような例は特別である。通常はオリジナルとジェネリックの効能の差はないと考えてよい。通常、一般的にオリジナルとジェネリックの比較試験などは行われていないため効能の差は闇の中である。そのため患者さんの口コミや「隣の花子さん」的な噂に左右されてしまうのであろう。
 近年、このジェネリック医薬品の台頭から、それに対抗してオリジナル製剤の会社でも安い労働力を求めて海外に製薬工場の拠点を構えることもある。しかしそこでの薬剤に一部粗悪品(虫?)が混入していたとの話も聞いたこともある。オリジナルでも気が抜けない。「オリジナルだから」、あるいは「ジェネリックだから」という理由だけでいい、悪いは決められないのである。

ジェネリックの誤解 その2

2015年03月04日 05時30分03秒 | 日記
 ジェネリック処方が国から推奨されるようになって困ったことは、同じ薬剤でも会社が異なるとすべて名称(商品名)が異なるのである。つまり同じ薬なのであるが、いくつもその商品名を覚えなければならないことである。特に他院から処方されたジェネリック薬品名を言われてもピンとこない。その都度、調べてみてようやく「あぁ、この薬だったんだ」とわかることも多い。実に煩雑になった。さて煩雑なのはこちら側の問題なのであるが、結局、この粗悪?であるという「隣の花子さん」的な噂の根源はどこから来ているのであろうか? やはり患者さん側でだれかが「効かない」と言い始め、それが口コミで広がったのか、あるいはこれこそ根拠はないが、オリジナルの製薬会社社員が他社のジェネリックを使わせまいとして噂を流布させたのであろうか?(まあそんなこともあるまいが) 違うことと言えば、時々オリジナルとジェネリックでは適応症が違っていることがあるのである。調子に乗って同じように処方していると、保険審査で「病名もれ」で切られることがある。

ジェネリックの誤解 その1

2015年03月03日 05時51分42秒 | 日記
 いまだにジェネリック薬品は「期限切れに近い薬」「粗悪な材質」「効き目の劣る薬」とおっしゃる患者さんが多いのに驚いている。外来で「国は政策としてジェネリックなどという粗悪なものを安いからといって押し付けているがけしからん事だ」とはっきり言う患者さんもいる。その都度、ご説明申し上げるのであるが、なかなかご理解いただけないようである。また、「この前ジェネリックにしたら途端に効き目が落ちたんですよ、その後オリジナルに戻したらよく効きました」とおっしゃる方も・・・。たぶん暗示的効果なのかもしれない。でも一度そう感じると「刷り込み」ができてしまうのか、その患者さんにジェネリック薬品を処方すると以後断られてしまうようだ。これはもう理屈ではない。ご本人の思い込みによるものなのであるが如何ともしがたいのである。パテントの切れた薬品について、後発メーカーがパテント料を上乗せずに生産するので安くできるようである。もちろん自分だって、安くできるという業界の裏の裏までは知らないが、なぜ「安い=粗悪」というイメージがあるのかわからない。

犬の躾 その6

2015年03月02日 05時55分03秒 | 日記
 その「犬猫おしっこよけパウダー」をかけている間は、犬は嫌がるのか確かに看板に放尿はされないようであった。しかしパウダーを数日かけ忘れると、「きちん」とまた放尿されていくのである。しかしパウダーも安くはない。パウダーを購入するのはとても経費がかさむのであり、必要経費で落ちるモノでもない。この代金は飼い主に請求したいくらいである。あまりにもバカバカしいので看板の放尿されるところに赤色の道路工事用コーンを置いておいた。すると犬は今度はこのコーンに放尿するようになった。1年ほどでそのコーンも尿による劣化でひび割れてきたので買い換えることにした。コーンは量販店で500円~1000円くらいで買える。1年間でその程度なら安いもんである。どうぞ好きなだけ放尿させてくださいな(泣)。しかしなー・・・。