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六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

一本の木のお話

2009-11-27 17:42:58 | ポエムのようなもの
 一本の木がありました
 白い壁をホリゾントにして佇立していました

 

 ひとが通りかかります
 そのとき、木が少し震えるのですが
 だれも気付きはしません

 
         どうしてこんな所へ自動車が顔を出すのだろう
 

 ほんのわずかな震えですから
 ひとには感得することはできないし
 ましてや理解することなど出来ません

    
 
 でも震えるのです
 わずかに小鳥がその気配に反応し
 急に飛び立ったりします

 

 すると木はまるで何かを確認するように
 もう一度かすかに震えたりするのです

  
   写真は名古屋市東区にて


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