きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

離婚と離職

2004-09-19 | その前の会社

あれから、会社の人達が何度か彼の家を訪ねたようだ。

離婚と離職。
似ているかもしれない。
明らかに話を聞いていて、「こんな男と離婚した方がいいのに」と思う場合がある。でも、離婚できない。
「子供が可哀想だから」と言う。本当に子供にとって可哀想なのは、片親である事と、両親が不仲である事とどちらなのだろうか。「彼を愛している」と言う。酷い仕打ちをされながら、相手に傾ける気持は果たして「愛」なのだろうか。それは「執着」とは違うものだろうか。離れてみれば、もっと愛しあえる相手がみつかるかもしれない。

私は、結局、今のポジションを崩すのが嫌なのだ。面倒なのだ。
自分からアクションを起こして、ジタバタもがいた挙句に後になって「やっぱこんな事しなければ良かった」って思うのが怖いのだ。問題の先送りだ、まさに日本もこうして借金がどんどん膨れ上がったのかもしれない。

ただ一つ違う所は、離婚はその後で必ずしも再婚する必要は無い。
しかし、離職はその後で必ず就職せねばならない。うっかり次に乗った船が乗ってみたらもっと沈んでいるかもしれないのだ。可能性は高い。

これは『必ず、絶対』ではないが、自然的法則があるように思えてならない。
仕事にしても結婚にしても、一般的売れ時があるように思う。
ぶっちあけると、新しい物ほど価値が高く、年期が入るほど価値は劣って見えるものである。(あぁ~そうとは思いたくないが)それから中古になると、やはり新品より値踏みされるものであろう。

つまり、何が言いたいかと言うと、通常一般的に、履歴書をつけた自分は6年前ほどの価値は無く、~あぁ~バナナの叩き売りの如く~どうなってしまうのであろうことよ。
ここに歯止めを掛ける唯一の手段=向上心が今の自分に無いことが原因なのだろう。

もう給料は上がらなくていい。
残業しないで、時間作って、生活レベル狭めて、のんびり今の時間を楽しめればいい。
それが今の私の姿だ。

向上心が無いこと、って神への冒涜なのだろうか。
何となく、今の日本に少し似ているような気がする。