先日休日出勤した日、一人で仕事をしているのがだんだんバカらしくなって、山になっているお中元を独断で社員に配る事にしたのだが、nanuさんの机の上にビールとコーヒーのお中元を置いた時に、後ろを見ると、同じような箱が2つ積んであった。
(あら?)と思って中を開けてみると、アイスコーヒーのボトルが5つ!!
(あらーnanuさんってば、分けたお歳暮を持って帰ってないんだわよ~)と思って、慌てて賞味期限を探す。17年5月と書いてある。
(17年5月ってもう2ヶ月過ぎてるな・・・)と思って、箱のフタを見ると『お中元』のノシがついたままであった。つまり、これは去年配ったお中元であった。
去年のお中元かよ、くそ!と思って捨てようとしたが、こんな立派なアイスコーヒーのボトルを5本捨てる勇気は無かった。
やっぱりダメ、こんなにたくさん・・もったいなくて捨てられない・・・。
私はこの平気かどうか自信の無いアイスコーヒーを会社の冷蔵庫に1本だけ、さりげなく入れてみた。そして、去年のお中元のコーヒーでも、お腹が大丈夫かどうか他人の胃を使って実験をしてみる事にしたのである。
ちなみに、これとは別にアイスコーヒーも作っておいた・・・。私が直に入れたコーヒーは、もちろんお腹に保障があるコーヒーである。。。
彼らには、どちらのコーヒーを飲むかで、選択の余地を残しておいた。(もちろん、お客には努めて危険の少ない手作りのコーヒーを出すようにしたが。)
予想通り、私の作ったクーラーボトルのコーヒーよりも、市販のボトルのアイスコーヒーの方が売れた。誰も賞味期限には気が付かないようである。(もっとも冷蔵庫に入っていかにも飲んでください、と言うボトルの賞味期限を見ようとする者の方が変か)
最初に飲んだのは、ハッキリ覚えている。営業Aさんだ。
Aさんがマグカップにあのコーヒーを注いでいる時に、良心の呵責を感じて「そのコーヒーは」と言おうとしたが、「それならどうして冷蔵庫に?!」と突っ込まれたら返答に困るので、そのまま何も言えなかった。
次にあのコーヒーに手をつけたのは、Nさんだった。タイル屋さんが会社に来ていたが、私が忙しかったので代わってタイル屋さんにNさんが自分の分と一緒にコーヒーを注いで持って行ったのだ。あの時もボトルが見えて、(あっ!!)と思ったが、何も言えなかった。
その後もnanuさんや上司BRさんも、あのコーヒーを飲んでいた。
そして、私は翌日までドキドキした。。。誰かお腹を壊したらどうしよう?
でも、それでもあの日あの時5本のコーヒーボトル、去年のお中元を捨てる事はできなかった。バレたらバレたで、うっかり知りませんでしたとシラを切るしか無い。
しかし、どうやら、誰もお腹は壊さなかったようである。
私も5日くらい経って、やっと安心して飲んでみた。(やはりうまい!)
そして、とうとう今日、あの去年のお中元のコーヒーボトルは全て飲みきった!!
そして、市販のコーヒーボトルは賞味期限2ヶ月過ぎても、全く支障が無いと言う事が証明された。