きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

怪しげな行動

2005-08-14 | 父の記録と母の思い出

父の保険証や診察券、薬を妹に渡すために実家に向った。
昨日は私が父の診察に付き添ったのである。
こう言う場合、保険証や診察券も父に預けると又トラブル(物忘れ)の元になるので、妹⇔私で直接手渡しする事が暗黙の了解になっていた。

ピンポン~とチャイムを鳴らすと、妹達は出かけて留守で、父もどこかに出かける寸前だったようで、帽子をかぶっていた。
これから近所のカラオケ喫茶でも行くのであろう。

それにしても、おかしい。行き先がカラオケ喫茶なら絶対私に「一緒に行こう」と誘うはず・・・。どうも今日はその様子はない。


そう言えば・・・。
あれは1ヶ月位前だったか、妹とこんな会話があったっけ。

「おじいちゃん、昨日夕方出掛けたのね、たまたま私が玄関に居たから、どこに行くの?とか誰と?とかって聞いたんだけど・・はっきり言わないんだよ。それで気になって何度も訊いたら、やっとMさん(旧友)の名前出したの・・ちょっと変でしょ?Mさんだったら、最初に訊いた時にすぐそう言うはずなのに。。。」
「そう言えば、いつか私が一緒にカラオケ喫茶に付き合った時に、女友達が居たけど、ワリカンにしたら最近会わなくなったとかって言ってたよ・・チラッとだけどね。」
「やっぱり・・・。」
「可能性大かも・・・。」

    ・・・・・・・・・・・・

なにげなく、父と行く方向に歩き出して「どこに行くの?」と訊いてみた。
「あぁ・・ちょっとそこまで買い物にな。」

う~ん、やはり怪しい、この昼間の一番暑い時間帯に買い物ごときで外に出るような父には思えない。(買う物が酒なら外に出るかもしれないが)
私は、またまた父の後を追って、買い物に付き合う振りをして一緒に歩いた。すると父は
「あぁ・・やっぱりあっちのスーパーに買い物に行くか。」
と言って、全く反対の方向に歩き出したのである。う~ん・・この不自然な行動。だが、私も何気に父の買い物に付き合う振りをして、一緒に父が歩く方向に変えて、歩いてみた。

父はこのあと10mくらい歩いていたのだが、突然
「やっぱり、今日は暑い。家に戻ろう。」
と言って、家に戻ってしまったのである。そんなバカな。。。。

家に戻るにしても、いつもだったら、「sake、お茶でも飲んでいくか?」くらいの事は言うのに、あたかも私を振り切るようなあの行動・・絶対に怪しい。。

    ・・・・・・・・・

一ヶ月前の妹との会話の続き。

sake「あのおじいちゃんに女友達ねぇ・・・まさか財産狙いじゃないだろうね。最近、まるですごく年金貰っているようなホラ吹いてるから、心配だよ。」
妹 「いや、それは無いと思うよ~ああ(痴呆に)なってから、逆に金は締まって来たと思うから。食事くらいはイイカッコして奢ってるかもしれないけど。」

そして、妹は
「女友達が居るのはおじいちゃんの自由だし、外に出て人に会えば気も張るし、いい事だと思うの・・・。でも、何も私達家族に嘘ついたりコソコソする事無いのにね・・・。何だかね・・。」
と言うのだった。

それにしても今日はあれから、父はどこに行ったのだろう?

しかし、仮に私に恋人ができたとして、それを私はすぐに子供に報告できるだろうか。。。それを知って、子供が自分を見る目が変わりはしないか、とか、やっぱり気になってしまう。今までそう言う事が当たり前になっていれば何の事は無いのだが、今までずっと、仕事と家事するのみの私が「これが私の恋人です」と子供に紹介したら、子供は面食らって傷つきはしないだろうか。。。
(と、ありもしない事をひたすら空想する私)

そう考えると、父がその女友達(?)を娘達に隠してコソコソと出掛けるのも何となく分かるような気もする。例え相手がただの女友達だとしても、私達は、父が母以外の女性と食事をする姿を見た事も聞いた事も無いのだから。父も私達が面食らうと思っているのかもしれない。

いずれにせよ、とにかく、さっそく妹に今日の話を報告しよう。