この子供の夏休み、おおかた昼休みは家に帰った。
一番の理由は、子供が昼に起きているかどうか心配だったからである。夏期講習の授業料も結構な額だったので、1日たりとも休ませたくなかったのである。寝坊なんてもっての他である。
だいたい家に帰ると、子供の部屋はドアで締め切られ、中で何が行われているのか判らない状態である。そして、冷蔵庫を開けると、朝兼昼食用に作っておいたソーメンやおにぎり、焼きソバ程度のものが、食べられていたりそのまま残っていたりしている。
そして、「何か食べる?」と言うと、「別にいらない」とか言われる。
そして、「出かける時全部窓閉めてね」と言うと「もう、閉めちゃってよ。」とか言われて、(暑くないのかよ)と思いながら、全部窓を閉めて、また子供の残った昼食やそこらのものを食べて、会社に戻るのである。(ちなみに子供部屋も含めて冷房はどこもつけてません)
ほとんど毎日そんな感じ。
先週、台風が来て、さすがにこの雨の中で家に戻る気がしなかったので、電話した。
ところが、電話にkekeさんが出ない。
(寝てるのか?それとも知らない番号だから居留守にしてるのか)と思って、今度は会社の代表番号から掛けたが、やはり出ない。くそ~私からの電話だと思って無視しやがってるな、と判って、5回も6回も掛けてやったが出やしない。
携帯に電話しても留守電になってたので、頭に来て留守電に吹き込んだ。
「ごら~!!寝てるんだったら、これからこの雨ン中でも帰るからね!起きてるんなら、ちゃんと電話くらい出ろ!」
そして、もう一度電話をしたら、起きてますよとばかりに一度受話器が持ち上がったと思ったら、ガチャンと切れたのである。面白いリアクションである。
昨日、10時に子供の部屋から目覚ましが鳴った。
kekeさんはひょこひょこ台所にやってきて、私が居ると「わっ」と言った。(どうやら母が休みなのを忘れていたようである)
そして、「じゃ又寝る」と言って、ほんとに寝た。
もしかしたら本人は10時に目覚ましを掛けていて、今までちゃんと毎日起きていたのだろうか。
それに気がついたのは、奇しくも夏期講習の最終日だった。
毎日子供を起こすつもりで、家に帰っていて私は何だったんだ?もっと子供を信じていて、任せてても良かったのかな~?
(あの台風の日の電話のガチャ切りもそれを意味しているような)
そして、もう夏休みも終わる・・・。
終わってみると、この夏も早かった。今日は陽気も涼しい。
宿題も終わっているかどうか気になる所だが、本人に任せるしかないんだね、また覗くと怒るからね。