きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

ロールキャベツを作った日

2012-06-10 | 息子keke
今日はロールキャベツだった。

この前kekeが小さい玉でキャベツを買ってきて「何に使おう」「お好み焼きかロールキャベツかな」なんて話をしてて、ロールキャベツは私でないとな、と密かに思っていたのである。
kekeもあまり好きでないロールキャベツを今回は「どんなものか改めて食べてみよう」と言う感じである。

出掛けてしまうと、帰ってきてまた気持が萎える可能性が十二分にあったので、それもよした。
ロールキャベツのためにここまで準備周到にならねばならない辺りで、kekeの退学届けを書くのに1週間掛かったことを思い出す。

我が家には今、重い空気がよどんでいて、まるでウィルスのよう。
この空気の中に一日中いてロールキャベツを作らなきゃと考えたら、今日は頭痛までしてきた。
それでも今日はロールキャベツと決めた。
今日を延ばしたら、もう作れない。
今日でないと、kekeは手作りのロールキャベツを味わえない。(ような気がする)

たぶんこの「絶対決めた」って言うのが、大きなポイントではないかと思う。

キャベツのためにも今日は絶対と決めたので、私はする。

しかし、キャベツをゆでて、ひき肉や玉ねぎやキャベツの芯を混ぜてそれをこねて、包んで巻く、それを煮込む・・・・この行動の前に材料を買いに行かねばならない辺りで、早くもクラクラしてきた。
(これホントに最近の現象で、一昔前はこんなではありませんでした。)

kekeがやってきたので、「これからロールキャベツを作ろうと思うんだけど、ひき肉が無い」と言うと「ほんとに作るんだ?」と言う。
「これからキャベツをゆでたり具をこねることを考えたらクラクラしてきたから、買い物に行ってほしい」と言うと、えぇーーーと言い(私も充分にそれは想定していた)、やっぱり自分で行かねばならんかと思いながらも「風呂に入るなら買い物から帰ってきてからでどうだろう」と言うと、行くことにしたようである。

何がほしいんだ?と言うので、「ひき肉と玉ねぎとロールキャベツの味付けソース」と答えた。
(最後かもしれぬロールキャベツに失敗は許されない)


kekeが出て行くと、やっと私は用意すべく皿を片付け、キャベツをゆで始めた。

やがてkekeが帰ってきて、何を買ってきたんだろう?とバッグを開けると、他にもジュースが出てきたり、ロールキャベツはトマトソースを選んできたのが楽しかったりする。
そして私は踏ん張る事ができて、ロールキャベツも(過去には何度も作ったことがあるので)チャチャと包んで、煮込み始めると案外早くて、揚げるだけの春巻と冷しゃぶサラダもできた。

こう言う時に誰かが自分のために何かしてくれるって言うのは大切かもしれない。
(と考えると、できることもあるかもしれない。)

「揚げたてをつまむか?」と言うとkekeはまだ食べないと言うので、先に風呂にして出てくると、春巻は1本減っていて、炊飯器のスイッチは炊き上がりで止めてあった。


ロールキャベツをよそると、今日はじっくり味をたしかめて「作ったのはおいしい」と言う。
ロールキャベツやハンバーグは肉の割合が多いから、作った方がおいしいかもしれないねと答えた。

「でも煮込みすぎたかなァ・・色がにごってる。」
「煮込みすぎた方が味がしみるのでは?」
「そうか・・まだあるから食べる?」
「いや。。」

それでもkekeは味わってくれた。。。作ってみて良かった。。。

こんな親子

2012-06-10 | 息子keke
昨日は家に帰るとkekeは寝ている。

休日の午後である。
そりゃ夜起きているのだから昼寝るようにはなろう。
しかし昼間玄関を開けた時に何もする事が無い子供が寝てる、条件反射で辛い。

今の心境を正直に書くと、休みが辛い。
10数年フルで仕事をしてきて、いつも休みは待ち遠しいものだった。
だから、今でも平日は休みを楽しみにしているのである。
でも、休みが辛い。
もう認めるしかない。辛い。

パブロフの犬のようである。
食べ物がある、食べる、すると電流が流れる、痛い。
食べたい、痛い、食べたい、痛い。
休みたい、痛い。
それでも休みたい、家族で。
でも痛い。

週末は毎週このような状況になり、私はどうしてこうなったのかと考えざるを得なくなる。
考えたところでどうにもならない。
でも、考えざるを得なくなる。
「考えてもしょうがない」と言って考えずに済むのは健全な証拠。
本当に困っている時は思考回路に選択肢はない。

平日は忙しいから(そばに他に人もいるし)向き合わなくて済む。それだけのことだ。
外に出る。
でも咎める。
そんな事をしてるからこうなったのだと影の声が聞える。

家に帰ると子供は寝ている。

伊藤比呂美さんの「伊藤ふきげん製作所」と「女の絶望」と2冊を読んだ。
ふきげん製作所は娘さんが反抗期で困り果てた頃のエッセーである。

かなり期待して読んだが、娘と息子は違う気がする。
伊藤さんは娘さんの話をやたら聞いたそうである。
一緒に出かけたりもしたそうである。

それがイヤなのがうちの息子である。
ドライブなんてどれだけ誘っただろう。
服を一緒に買おうとどれだけ言っただろう。
それでも未だに冬のジャージ上下を着て寝てるのがうちの息子である。

ここに来て一つ後悔している事は、やっぱり学校を辞めさせたこと。
2年前うちひしがれ家に戻ってきた時に、即行病院に連れて行っておれば
良かったのか。
卒業だけはしてほしかった。

この先もし「仕事をしたい」と思う日が来ても、まず書類選考。
この状況で受け入れ先があるのか。
バイトでも、山ほど履歴書を書かねばならないのか
少々働きたくなったとしても、そこまで根性があるとは思えず
たぶん出たり引っ込んだりするだけでないかと
タイミングは大切でした。

何とも無念でありません。
(でもそんな間の悪さも人生にはついて回ること)

どうかどうか、こんな親子にはなりませんよう、転ばぬ先の杖として書いてみたのが今日の本題。
親子関係は期待がない分、ケンカもありません。
穏やかです。