きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

5年でも10年でも

2012-06-16 | 息子keke
今は「5年でも10年でもこのままでもいい」と言う心境になっている。

5年10年このままでいいのだから、もういつ寝ていても、夜中に何をしていても良いような気が(心から)してきた。
まさに「憑き物が落ちる」ような心境だけれど、我ながらこれがいつまで続くか自信が無い。
なので、しばらくは「5年でも10年でも」を題目のように唱えようと思う。

それから、昔のポスティングの記述を探すのに当時のブログを読んだけれど、「昔はこんなに笑ってたのか」と思うほど、楽しさに満ち溢れている事を知った。
家でも笑っているし、会社でも笑ってる。
kekeも笑ってる。

ポスティングは何度も辞めようと思ってkekeに愚痴るのだが、そのたびに心強い言葉をkekeが言っていたことも分かった。
「このkekeが働かないわけがない。今はただ自信やエネルギーがないだけなのだ」と車の中で考えた。
日々思うことを述べると言う自分1人勝手なブログだけれど、何に役立つか分からないものだ。

そんな事を考えながら家に帰ってくると、kekeが起きて夕飯の支度「そばが食べたいから」と乾麺を取り出した途端に吐き気をもよおした。
「風邪なのか?今日は無理しなくていいよ」と言うけれど、風邪ではないと本人は言う。
「それじゃ何か買ってくるよ」と言うと、kekeは皿は洗うと言い吐きそうになりながら洗っているので「今日は寝ていいよ」と言うけれど、「これは絶対にする!」と言う迫力だった。

「ストレスで吐く」と言うのは私自身の専売特許である。
思春期を過ぎた辺りから、ストレスと緊張で吐きそうになったことが山ほどあるし、今もそう言う状況ならそうなると思うので、それ自体をどうとは思わないのだが、このタイミングで家でとはなぜ?と心配した。

「ストレスだったら気にしなくていいんだよ。5年でも10年でもこのままでいいって悟ったんだよ。」
「そう言われてハイそうしますって思えるわけ無いでしょ」(とフライパンを洗いながらkekeが言い)
「イヤミじゃなくて心からそう思ったんだよ。長くひきこもってる人も世の中たくさん居るんだよ。」
「そう言う人はその後どうなるの?」
「働きたくなったら働くんじゃないのかな?親が退職する頃に働く人もいるらしいよ。」

それから買い物に帰ってくると、kekeはもう落ち着いていた。

見切りの流水麺を見せて「これをほぐす?」と言うとウンと言う。
それからkekeはネギを出して切った。薬味にするらしい。
私は餃子を焼くと、kekeはそれを後ろで見ていた。

仲良く二人で食事をすると、いつもより会話がはずんだ。
食べている餃子が紀文と言うメーカーの話で「それは何?」とkekeが言うので「はんぺんとかで有名な会社だよ」と言ったり、何より驚いたのがkekeから「散歩はどこまで行くの?」と話題を降ってきたことである。

「おばあちゃんのお墓の辺りかな、今日は昔ポスティングしてたマンションの辺りとか。」
覚えてる?と言うと思い出したようで、「あれはブラックなバイトだったな」と改めて当時の話をした。

「それだったらやってみたい」様な事を言うので、そのうち募集のチラシが入っていたら見える所に置いておくのも良いかもしれない。
食べ終わるとkekeがTVをつけた。
マギー何とかが手品をしていた。

CMになってそろそろ寝ようかなぁと言うと、kekeも寝ると言う。
気のせいか、ホッとしてると言うか、安心しているようにも見えた。