それにしても物騒な事件が多くなった。
母子4名が火事に巻き込まれて亡くなったニュースを昼休みに聞き、営業Aさんが「sakeさんも用心しないとね!」と言ったのは何日前の出来事だったのだろうか。間もなくその事件は殺人の後の放火と判り、「え?盗みか?怨恨か?一体誰が何のためにそんな事をしたのやら」と、気になった。今度はそれらも解決しないうちに幼児二人が行方不明だと言う。また「誘拐だろうか、危なくて小さい子もおちおち道も歩かせられないじゃないか」と思っていたら、実は同居している者が最悪の形で事件に関っていたと言う。
私はたまたま母子家庭になったのが就学後だったので、学童もあったし、どうにかなった。それでも、38度程度の熱なら子供を一人で寝かせて仕事に行くくらいの事はした。
必死だった。
元旦那が(不倫相手と暮らすために)家出する時に尋ねた。
「私達が引越しする時に、TVやビデオの配線はどうすればいいのかしら?」
元旦那は「(妹の旦那さんの名前)にやってもらえばいいだろう。」と答えた。
あの時尋ねていたら、彼は何て答えただろう。
学童が終わる時間でも仕事で家に帰れなかったら、どうしよう?
子供が熱を出しても私、休めなかったら、どうしよう?
「親に看てもらえばいいよ」
これが彼の答えだったのだろうか。
あの時から、彼は「誰かがきっと上手くやってくれるよ」って言うしかなかった。子供よりも大事なものが他にあったから。私だって、目先の引越し先のビデオの配線の事を一番先に心配したのだから同じようなものだったかもしれないが。
親はぼんやりしていると、子供の事なんて忘れてしまうんじゃないか?
子供から開放される事が楽チンだって、心の何処かでうっすら思っていやしないか?子供が誰かと一緒に居れば、「うん、子供は仲良くうまくいってる」って、すぐ思いたがってはいないか?
離婚前、階下に住んでいた母子家庭のお母さんが言った。
「子供を守れるのは、自分しか居ないから。」
最後に子供を守る事ができるのは、親だけだ。
「誰かがきっと上手くやってくれるよ」そう思った時に、私達は、その子供の親ではなくなっているのではないだろうか。
「自分は一人親家庭だから仕事が遅くなるから、誰かが子供を看るのが当たり前」だと甘えてはいけない。自分の子供を守れるのは自分一人しか居ないのだ。
母子4名が火事に巻き込まれて亡くなったニュースを昼休みに聞き、営業Aさんが「sakeさんも用心しないとね!」と言ったのは何日前の出来事だったのだろうか。間もなくその事件は殺人の後の放火と判り、「え?盗みか?怨恨か?一体誰が何のためにそんな事をしたのやら」と、気になった。今度はそれらも解決しないうちに幼児二人が行方不明だと言う。また「誘拐だろうか、危なくて小さい子もおちおち道も歩かせられないじゃないか」と思っていたら、実は同居している者が最悪の形で事件に関っていたと言う。
私はたまたま母子家庭になったのが就学後だったので、学童もあったし、どうにかなった。それでも、38度程度の熱なら子供を一人で寝かせて仕事に行くくらいの事はした。
必死だった。
元旦那が(不倫相手と暮らすために)家出する時に尋ねた。
「私達が引越しする時に、TVやビデオの配線はどうすればいいのかしら?」
元旦那は「(妹の旦那さんの名前)にやってもらえばいいだろう。」と答えた。
あの時尋ねていたら、彼は何て答えただろう。
学童が終わる時間でも仕事で家に帰れなかったら、どうしよう?
子供が熱を出しても私、休めなかったら、どうしよう?
「親に看てもらえばいいよ」
これが彼の答えだったのだろうか。
あの時から、彼は「誰かがきっと上手くやってくれるよ」って言うしかなかった。子供よりも大事なものが他にあったから。私だって、目先の引越し先のビデオの配線の事を一番先に心配したのだから同じようなものだったかもしれないが。
親はぼんやりしていると、子供の事なんて忘れてしまうんじゃないか?
子供から開放される事が楽チンだって、心の何処かでうっすら思っていやしないか?子供が誰かと一緒に居れば、「うん、子供は仲良くうまくいってる」って、すぐ思いたがってはいないか?
離婚前、階下に住んでいた母子家庭のお母さんが言った。
「子供を守れるのは、自分しか居ないから。」
最後に子供を守る事ができるのは、親だけだ。
「誰かがきっと上手くやってくれるよ」そう思った時に、私達は、その子供の親ではなくなっているのではないだろうか。
「自分は一人親家庭だから仕事が遅くなるから、誰かが子供を看るのが当たり前」だと甘えてはいけない。自分の子供を守れるのは自分一人しか居ないのだ。