今となっては証拠もないが、「新・細川家侍帳」には2,200~2,300枚ほどの手書き原稿があった。「百遍読むより一遍写せ」という言葉があるが、2,000枚も手書きすると私のようなぼんくらでも、なんとなく頭に入るものがある。古文書などは分からなくても睨みつけて、分からない処は飛ばしながらでも何度も読んでいると、段々読めるようになるものだ。所謂、「読書百遍義自ら見わる」である。「細川家史料・人名索引」は進捗率二割ほどになったが、18巻分を名前ごとに出処の「文書番号」を重ねて記録していると、その人と細川家の関係が、如何に濃密であったかが窺がわれて面白い。インターネットの世界は、写して頭に入れる事はできないが、タイピングでもそれらしい効果はある。貴重なデータにリンクを張ったりしながら、その内容を見ながら進めていくと、「天正・文禄・慶長・元和・寛永・正保・慶安・承応・明暦・万治・寛文・延宝」と100年ほどの時にタイムスリップして、不思議な思いを体験する事ができる。「為になるのかなー」と思いつつはじめた作業だが、その過程で得るものが多い事に気づいた。それで良しとしよう。
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