「大日本近世史料・細川家史料」に登場する人物の、「人名索引」を作っているが、面白い事に気が付いた。武家に対する叙位・叙任の殆どが十二月の二十九日に行われている。この細川家史料の人名一覧は、「寛政重修諸家譜」によるものであるから信頼性は高いと考えてよい。殆どが「従五位下」からスタートしているが、御三家や有力大名になると、四位・三位ということになる。ちなみに幽齋は19歳で従五位下・兵部大輔、忠興は22歳で従四位下侍従越中守となっている。幽齋は従二位法印、忠興は従三位参議まで上り詰めた。その他の当主の殆どは従四位下とまりである。
現代の世の中は仕事納めとなる此の時期だが、当時は叙位叙任という重要なことが行われていた事を知って「目からうろこ」。ちなみにお公家さんはお正月の六・七日が多いように思われる。
現代の世の中は仕事納めとなる此の時期だが、当時は叙位叙任という重要なことが行われていた事を知って「目からうろこ」。ちなみにお公家さんはお正月の六・七日が多いように思われる。