津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

釣り道楽

2007-12-11 09:17:17 | 徒然
 史談会の仲間M氏が、釣りに関するエッセイを物にしようと頑張っておられる。釣り好きの方の話しは、自慢話しや、技術論や、釣り場の話しで面白くもあるが、素人の私にとっては「そうですか・・」を連発せざるを得ない。「開高健の本は読んだことが有りますけど・・」で話しは盛り上がる。
 「何羨録(カセンロク)」という、本邦第一号といわれる釣りの指南書を著した旗本津軽采女は、吉良上野介の三女・阿久利の壻としても知られる。もっとも上野介が殺される十年程前に阿久利は亡くなっているらしいが、浅野内匠頭の正室が阿久利であるということも、不思議な巡りあわせではある。この津軽氏、のちの陸奥黒石藩三代目と紹介されているが、当時は4,000石の寄合衆で「ひまでひまで仕様がない」ご身分だったようだ。「生類哀れみの令」の最中も、釣りにいそしんでいたらしいから、本物の道楽者である。この「何羨録」M氏にもご紹介したいと思っているが、当然ながらもう読まれている事だろう。次にお会いするまで、話しの種として読了しておく必要がありそうだ。

 私は何かをやって、「大当たり」したことがない。「大当たり」するとこれが道楽に発展する。妻に言わせると私の歴史狂いは「道楽」の部類に入るらしいが、サイトは「大当たり」した訳ではないから、道楽ではなく趣味としておいたほうが良いだろう。
 春になったら、釣りならぬメダカの飼育を始めようかと思っている、趣味として・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする